うーん。いい映画だったなあ。
宇宙モノは「グラビティー」が怖かったので、そうだったらいやだなあと思いつつ、
マット・デイモンに魅かれて観に行った。
観て正解だった!
まず音楽がいい!
懐かしい名曲が多くて、安直ともいえるほど素直な選曲がかわいい。
それから、やっぱ、マット・デイモンは、いい。
ただのかっこいい役者じゃなくて、リアルさがある。
リアルなんだ存在感も演技も。
で、やっぱり映画観ても、
なんか仕事のタネというか学びになることはないか?とほじくりながら観る。
ストーリーの波打ち方。
上がっては下がり上がっては下がり、そして最後にドカンと上がってハッピーエンド。
最後のどかーんに行くところは秒単位で刻む描写で、もうハラハラドキドキ。
物語の王道はやっぱり文句なく楽しめる。
ラストシーンの置き方にも、学び。
一番冒頭に持って来てもよさそうな、現実共感部分。
だけど最後に持ってきたってのは、
やっぱり時間軸の流れをひとつにしたかったからなのかしら。
伏線の登場人物も、それぞれよかった~。
みんな一生懸命仕事してたところ、好感もてたわ~。
救いの手を出してくる中国美人さんの美しさも、残ったわ。
立ち姿、手の位置など、優雅かつ力強くて、好みだわ~。
ところで、
これ原題は「The Martian(火星人)」と知り、
この邦題って、どうなの。
「オデッセイ」って美しい語感のギリシャ神話にたとえちゃうのは、
美談にしすぎな感じがする。
この映画の魅力であるマット・デイモンのリアル感から離れちゃうなあ。
ディカプリオ主演だったら「オデッセイ」でもいいと思ったりして。
(だったら観ないけど)
邦題、何がいいかな・・・と、すぐに思い浮かばない。
もいちど、今度は3Dで観てみるか。