ヨルタモリ 料理人の腕組み考 | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

昼間の顔だったタモリが夜出てるから「ヨルタモリ」

と番組名を理解しているんだが、
どうやら「宮沢りえのバーに寄るタモリ」だからじゃないか
とも思うようになって来た。

今夜もまた、この番組に出くわす。

(夜食)


昔のタモリだ♩
「どこかで見たようだが実はそんなヒトどこにも居ない」ひとのモノマネ。
ボイスイメージ的にも興味深く・・・ってほどのことじゃないんですが~
っていいそうになるけど、
実は実はその妙な切り口から真相に迫ってる話し方の理論があるのです。

発語の仕方とか
妙な間とか呼吸とか
そしてヅラとか服装までもボイスイメージを具現化しており

ひひひ、大好物^^。


さて、今夜のモノマネのテーマは・・・私のためかッ!

「なぜ料理人は腕組みをするのか」
腕組みというのは”コミュニケーションの拒否”のポーズ。
であるのに、料理人はなぜ腕組みの写真を撮るのか。
ラーメン、中華、最近はフレンチまで・・・
「うちの店に来てくれるなよ、と腕組みしながら料理を出してる店に入る」みたいな。


番組はこのまま笑って謎を残して終わり。

目のつけどころがいいどす。


そうそうそう、解説しますと・・・

腕組みというのは通常「私はあなたに心開きません、コミュニケーションしません」
を表すときに取るポーズです。
会議などで腕組みしている人がいると、

うわ~部長、腕組んどる~汗汗 さわらんとこう~

となりますね。
完全コミュニケーション拒絶!のサインなのです。

当然、スピーチプレゼンするときの腕組みは基本的に御法度。


それなのに、何故料理人が?

ふ、ふふ。

物事には必ず二面~表と裏~があり、
この腕組みにも、2つの意味がある、と私は考えとります。

広く世間を見ると、
腕組みして写真におさまる職業というのは、料理界の方々だけではありません。

・映画監督
・演出家
・プロデューサー
・デザイナー
・マエストロ

のような方々も、腕組みをされる。

つまり、

腕が自慢のひと。
特殊な能力や才能、技術を持つひと。

それも、ご自身が前面に立って商売をする、物を売る、あるいはそのリーダーである、
というのではなく、
そのひとが生み出すもの~「作品」「舞台」「芸術」「音楽」あるいは「料理」を通して持てる才能を表出させ、
それらにより人々に幸せにすること、を生業とされている方が、
腕組みをして写真におさまっておられる場合が多いのです!


あ、レスラーなどの腕自慢(筋肉系)、という直接的な要因の場合もありますね^^;


というわけで、
料理を創る方々の腕組みは至極当然なのであります。

それを見る側~我々も、
上記のようなことを意識的に分析考察することはないですが、暗に理解できているのです。
だから、通常の腕組み(拒絶)とは違う意味合いで、すっと受け入れられるのです。


ヨルタモリ♩

ふ、ふ。


森 裕喜子