聞き手の評価、自分の評価 | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

スピーチプレゼンの本番を実施された場合には、どうぞ、どうだったか、お知らせくださいませ!

と、お客様には基本的にお願いをしている。
便りがないのは良い便り、とは行かないので、つねに若干気を揉んで待ちわびるのです。


昨日もそんなメールがひとつ^^講演を終えたお客様からであった。

キタ~~~!ドウダッタノダロウ~~!

・・・拝読。

届いたメールには、聞き手の方からの感想も含まれており、全体から分析すると・・・
かなり成功だったご様子。


ほぼデビュー戦に近い状況であったが、すばらしい。

ヨカタ!

( ̄∇ ̄+)

ほ。




出来る限りの準備をし、意気込んで本番を行った場合には、あるひとつの傾向がある。

「自己採点は厳しいが、聞き手からの評価は高い。」

厳しい自己採点は最もなこと。
出来る限りの準備をし、本番を迎え終わってみると、
ああすればよかった、こうすればよかった、こんどはもっとこうしたい、など
レビュー要素は沢山出て来る。

それはそれでよい。

これと同時に、
かたや肝心の「聞き手」はどう受け取ったのか?どう伝わったのか?
をクールに把握し、分析することが大事だ。

結果には、2つの視点での評価がある。
自分が下す評価と、お客様=聞き手の評価。これら両方を受け止め、分析し、次に活かす。



高評価であったならば、それはそれで素直に受け取る。
自分では色々反省があったとしても、聞き手を動かしたのだったら、
「自分としては反省点はあるが、聞き手には伝わって、よい結果だった」と、
その事実を受け止める。

高い評価を謙遜したりする必要もない。

お客様は喜んでくださったようでよかった。次回はもっとがんばろう。
と、素直に受止めつつ、自らの成長は止めないようにする。

これが、次へとつながることになる。


聞き手からの高い評価を受け止めることに躊躇があり、
厳しい自己評価のみで結果を考えてしまう方は、少なくない。

これは、自分を過小評価することで周囲の目をしのぐ、
謙遜が美徳、と考える国民性ゆえ?なのか。

これが本当の成長につながるとは思えない。

人前に出る立場の人には、ある程度、責任がある。
だからこそ、聞き手から高い評価を受けたならば、それはそれとしてありがたく受け取り、
同時にそれを糧として、ますます自己研鑽してゆく。
こうあるべきではないか。

日本人的な発想からは離れているかもしれないが、
グローバル化時代には、こういった考え方にも変化が求められるだろう。


森 裕喜子