スピーチ 棒読みにならないコツ | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

【人気記事の再編集】

卒業式や入学式など、
儀式では原稿があらかじめ用意されていることが多いものです。
が、ただ文字を追って読むだけでは「棒読み」になりがちです。

・・・棒読みほどつまらないスピーチはありません。

抑揚をつけて表現力を上げて、と言われても、時間もないし・・・。



はい!
そんな方への対応策です。
「棒読みにならない原稿」を作りましょう。

コツは3つだけ。


コツ①重要な言葉のすべてに「     」をつける

棒読みになる理由は、
すらすら読み進めると、重要な言葉までも一緒に流れてしまうことにあります。
であれば、要所要所で塞き止めると良いのです。

これはキーワード、と思われる言葉全てに 「      」をつけましょう。
こんなにいっぱい!?と思うほど、つけてみてください。
聞かせたい単語、キーワード、固有名詞など、すべて。
遠慮せずにつけましょう。

そして 「    」 の言葉を、丁寧に話してみましょう。

どうですか? 言葉に感情がこもりやすくなるはずです。


コツ②どんどん改行する

 「間違えずに読まなくては」と意識すると、
文字を追うことだけに集中してしまいます。
これもまた棒読みになる要因。
感情を込める余裕が持てないわけです。

であれば、
目で追うことを緩やかにする。
びっちり書き込まない。
一文書いたら改行。
また一文書いたら、改行。

話の展開が少しでも変わる、なども含め、どんどん改行します。

私のブログは改行が多いことにお気づきかと思います。
声に出して話すペースで書いているからなのです。

文字がずらーっと並んでいると、
見た目に圧迫感があり、これもまた話しづらい気分になります。
改行して、余白を作ってください。


コツ③空白を増やす

間が良い話は、聞き手を魅き付けますね。
 原稿でも、間を「見える化」しましょう。

数行分の空白を作る、などして「空白」を示します。

ちなみに、
 間は自分で感じるよりも2~3倍取るくらいで、
聞き手にはちょうど「あ、間があるな」と感じられます。


ニコニコ以上3つのポイント、結構シンプルですけど、効きますので、ぜひお試しくださいね。


大切な儀式。
聞き手の心に残るスピーチになりますように。



森 裕喜子