【人気記事の再編集】
卒業式や入学式など、
儀式では原稿があらかじめ用意されていることが多いものです。
が、ただ文字を追って読むだけでは「棒読み」になりがちです。
・・・棒読みほどつまらないスピーチはありません。
抑揚をつけて表現力を上げて、と言われても、時間もないし・・・。
はい!
そんな方への対応策です。
「棒読みにならない原稿」を作りましょう。
コツは3つだけ。
棒読みになる理由は、
すらすら読み進めると、重要な言葉までも一緒に流れてしまうことにあります。
であれば、要所要所で塞き止めると良いのです。
これはキーワード、と思われる言葉全てに 「 」をつけましょう。
こんなにいっぱい!?と思うほど、つけてみてください。
聞かせたい単語、キーワード、固有名詞など、すべて。
遠慮せずにつけましょう。
そして 「 」 の言葉を、丁寧に話してみましょう。
どうですか? 言葉に感情がこもりやすくなるはずです。
コツ②どんどん改行する
「間違えずに読まなくては」と意識すると、
文字を追うことだけに集中してしまいます。
これもまた棒読みになる要因。感情を込める余裕が持てないわけです。
であれば、
目で追うことを緩やかにする。
びっちり書き込まない。
一文書いたら改行。
また一文書いたら、改行。
話の展開が少しでも変わる、なども含め、どんどん改行します。
私のブログは改行が多いことにお気づきかと思います。
声に出して話すペースで書いているからなのです。
文字がずらーっと並んでいると、
見た目に圧迫感があり、これもまた話しづらい気分になります。
改行して、余白を作ってください。
コツ③空白を増やす
間が良い話は、聞き手を魅き付けますね。
原稿でも、間を「見える化」しましょう。
ちなみに、
間は自分で感じるよりも2~3倍取るくらいで、
聞き手にはちょうど「あ、間があるな」と感じられます。
以上3つのポイント、結構シンプルですけど、効きますので、ぜひお試しくださいね。
大切な儀式。
聞き手の心に残るスピーチになりますように。
森 裕喜子