「みなさん」か「あなた」か? | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

相手の名前を呼ぶのは、コミュニケーションの基本。
日本語では、話すときに相手の名前をきっちり言い合う習慣は、欧米ほどありません。

もっと名前を呼びあうべきだと、思います。


英語では、必ずと言っていいほど、相手の名前も言います。

例えば、
「これについてどう思いますか?」ではなくて、
「これについてどう思いますか、ヤマグチさん?」となる。

日本語の名前は発音しにくいものが多いのに、
いつも間違わずに名前を呼ぶ外国人の方々に、感心します。


一方、

こちらは日本語の癖がついていますから、
たとえ英語で話していたとしても、
話の最後に相手の名前をつけ忘れて、はっとすることがしばしば。。。。



ガーン 毎度、事後に気がついて反省するんですが。。。文法は覚えても、習慣はなかなか治りません。



スピーチやプレゼンをする際、
聞き手のことをどう呼ぶか?で
話し手と聞き手の距離も変わってきます。


聞き手全員を群衆として捕らえて「みなさん」とするか、

あるいは、

ひとりひとりを「ひとり」として、「あなた」と呼ぶか。


伝えたい内容や文脈によって変わってくるでしょう。

つい意識しないで話しがちですが、ここは、大きなポイント。
是非繊細になって考えてみてください!


呼び方ひとつ、と思うなかれ。
伝わるかどうか?は、細部に宿る。


森 裕喜子