今日は スポーツ界の 天才の話です。
- 野球へのラブレター (文春新書)/長嶋 茂雄
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私は３月生まれなので 数字の３が好きですが、
栄光の背番号３ 長嶋茂雄 ほど 愛されているスポーツ界のスターも珍しい。
天才にしてスター
この天才は、野球だけでなく、スピーチの天才でもあります！！！！
【クイズ】
＊YOUTUBEなどで 引退スピーチの映像を見ながら お考えください
長嶋さんが 天才スピーカーであることが 明らかにわかる 行動があります。
さあ、それはどこでしょう？
歴史的？名台詞「～は永遠に不滅です」と言ったときの 声の盛り上げ方
話し出す直前、マイクを前にしたときの行動
随所にみられる、観衆の歓声が収まるのを待って 話しているところ
全部正解です！
特筆すべきは、
２番目に書いた話し出す直前、マイクを前にしたときの行動
長嶋さんが スピーチするために マウンドに走っていきます
球場は 歓声の嵐
彼は スピーチのための マイクスタンドが立っている場所に 到着しました
そこで、彼の天才ぶりは 発揮されたのです
マイクスタンドから マイクを外し
マイクを 自分の手に持ちました！
ここです！！！！
彼が天才たる 由縁なのです！！
ホテルでのイベントなどで、スピーチがあるとき。
一段高くなっているステージの上に、マイクが置いてありますね。
スピーチする方は たいてい マイクスタンドに近づくと
マイクの高さやなんやかやは 気にかけず そのまま 話し出す場合が ほとんどです
マイクが低すぎるときは、ご自分が前屈みになって マイクに向かったり
逆に マイクが高いときは ちょっと 上向きになりながら あごをあげて マイクに合わせたり。
話している姿が 妙に不格好、なんてこともありますね
ホテルマンが慌てて飛んで来て スタンドの高さを合わせたりして
ギブンコンディションに ご自分を合わせる、これ 普通。
長嶋さんはですね、
マイクを、マイクスタンドから、外しました！！！！！！
マイクスタンドの都合に自分を合わせるようなことはしないのです
マイクスタンドのマイクは、そのままにしておかなくちゃいけない、
そんなルールはありませんよね。
スタンドから外して、ハンドマイクで話したとしても 一向にかまわない
好きなようにしていいんです。
でも つい そこにある状況に あわせちゃうことがありますね
長嶋さんの場合は、
環境に自分を合わせる、のではなく
自分が欲しいとおりに 世界を変える！ という思考回路なんです！
これは傲慢ではなく、「大事なファンの方に対して スピーチするんだ！」という 一心な思いが
この行動を取らせたんですね
これ、なかなかできないんですよ！！！
自分が、本当にやりたいことのために まわりの環境を 変えるくらいのパワー。
自分のためじゃなくて
ひたすら ファンのため なんですよね
野球を愛し オレを応援してくれた ファンの方に 心から お礼を申し上げたい！
そして これからも 巨人軍を愛してほしい！
という キモチ。
経営者として 伝えたいメッセージをおもちのはず。
あなたは、マイクスタンドに自分をあわせますか？
あるいは、長嶋さんのように、マイクを外せますか？
日々、気づかないうちに、マイクスタンドに合わせている状況があるのかもしれません。
本当に伝えたいのなら ぜひ その気持ちにあった行動をしてほしいと思います。
それが、あなたの周りの人たちのココロを動かすのです。
長嶋茂雄
背番号３
永久に不滅です♪
日本を変えた、男の一人です！
森 裕喜子