ブログの記事はほとんどボイトレ/レッスンと無関係な内容が多いのはご承知の通りですが、ご家族やご友人にもご覧いただいているとなると、好きな曲があればいいなぁとDJ的に考えたりします
今回は、これまでに反応が良かったものや事例を思い出して挙げてみました。
ダンスミュージック要素濃い目のメタル/モダンへヴィ系はきっかけとして入りやすいのではないかと思います。
メタル初心者・入門者にもがウケが良いスウェーデンのアマランス
キャッチーなABBAメロやエレクトロシーケンスが効いてます。
トリプルボーカルで役割分担。
AMARANTHE / Razorblade
AMARANTHE / Electroheart
AMARANTHE / Afterlife
AMARANTHE / Digital World
アマランスのロシアでのコンサートのサポートを務めたXe-NONE
類は友を呼ぶ的な必然的邂逅ですね。
ジャンルはダンスメタルです。
パラパラが好きだった方はパラパラメタルで、姫トランスが好きだった方は姫トラメタルということでいいです。
ジャンル名は先に言ったもん勝ちです<笑>
Xe-NONE / Angels
メタルでブレイクダンスっていうのは面白いかもしれません<笑>
男女ツインボーカルでコントラスト。
サビは女声でアゲぽよキャッチーに。
2 UNLIMITED , AQUA , E-Type , E-Rotic等をカヴァーしているので方向性がわかりやすいです。
スウェーデンのサイバーメタルバンド
こちらもトリプルボーカルでコントラスト。
こういうレイアウトだとサビの女声メロと甘さがかなりフックになりますね。
ハイトーンで歌い上げなくても頭に残るようにするテンプレとして。
サビだけCMで使われることも当然あるわけですから。
ダブステップとインダストリアル入りで立体感が出てます。
今のスリップノットよりいいかもと言った人がいました。
RAVE THE REQVIEM / The Ascension
RAVE THE REQVIEM / Ikaros
RAVE THE REQVIEM / System vs. Solitaire
イングヴェイもスウェーデン
これはアンソロジーの1曲目で、やっぱり好きなんだ~と当時思いました。
アバはスウェーデンの国宝なので多かれ少なかれ自然と影響を受けているのでしょうね。
Yngwie Malmsteen / Gimme! Gimme! Gimme! (ABBA カヴァー)
アバの曲で一番好きです。マドンナの《Hung Up》でもリバイバルしましたね。
ドイツのアット・ヴァンスはアバの《ザ・ウィナー》をカヴァー
スルーしたくなるホラー画ですけど<笑>歌と演奏は悪くないです。
At Vance / The Winner Takes It All(ABBA cover)
セリオンもスウェーデン
THERION / To Mega Therion
曲名もずばりCELTIC FROSTのギーガージャケなシンフォニックメタル。
しかしCFの影響下でここまでの発展を遂げたのは凄い
クラシカルなドラマティックなメルヘンミュージカル的な曲調なのに、青空の下で演っても違和感を感じさせない説得力があります。
このテンションの中、女性ボーカルの笑顔は安堵感を与えますね。
サンホラ、アリプロ、AKANE LIV MOON等好きな方にもウケそうです。
藤井フミヤさんと元ちとせさんのナビ番組【Amazing Voice 驚異の歌声】で、素のトーマス・ヴィクストロムさんがオー・ソレ・ミオをオペラ発声とロック発声を切り替えて歌う(というか発声練習)シーンが放映されて、メタラー界隈ではかなり話題になりましたね。
こちらもスウェーデンのエレクトロニックメタル
ピーター・テクレンのソロプロジェクトPAIN
PAIN / On and On
疾走感がいいですね。
フィンランドのインダストリアルメタルバンド
グロウル/デス声でもユーモアがあってポップ。
ノリノリな曲もよく練られていて随所に技あり。
ちなみにフィンランド国民にとってメタルはごく一般的な音楽で、
日本のJ-POPにあたるようなポピュラーなものです。
TURMION KATILOT / U.S.C.H!
2 UNLIMITED の大ヒット曲《No Limit》のエキス入り。
TURMION KATILOT / Jalopiina
軽快なロックンロールで始めておいてそう持って行くかいっていう展開が職人技です。
ここで、ナイスな【メタルでカヴァーしちゃいました】を続けて。
先にオリジナルを視聴してからカヴァーを聴いたほうがいいかもしれません。
フィンランドのトワイライト・ガーディアンズがマドンナの《ラ・イスラ・ボニータ》をカヴァー
TWILIGHT GUARDIANS / La Isla Bonita (Madonna cover)
マドンナで一番好きな曲。洋楽で好きな曲トップ10に入ります
アイドル時代の長山洋子さんが日本語でカヴァーしてるのも好きです。
アメリカのイン・ディス・モーメントがブロンディの《コール・ミー》をカヴァー
変にいじってなくて良いです。ブロンディで一番好きな曲
日本でCM採用頻度が高いのは《ハート・オブ・グラス》ですけどね。
IN THIS MOMENT / Call Me (Blondie Cover)
IN THIS MOMENT Live 2015
クリスティーナ・アギレラかと見紛うほどゴージャスにショーアップしたステージングでマリア嬢が魅せます。
バーレスクメタル、ヴォードヴィルメタルショーという感じのグラマラスな様相が新鮮ですね。
この方向性は吉と出る予感
ポーランドのパスファインダーがマイク・オールドフィールドの《ムーンライト・シャドウ》をカヴァー
PATHFINDER / Moonlight Shadow (Mike Oldfield cover)
この曲も洋楽で好きな曲ベスト10に入ります。美メロでほんとにイイ曲
初めて聴いた時に瞬殺されましたからね。もう名曲じゃなくて“命曲”ですよ。
(エクソシストのあの曲はアンビエントと思ってます)
MVで出てくるフライングVがやけに印象に残ります。
この曲でそれはちょと違うのでは?と思いますけど、ミスマッチで話題性でも狙ったのでしょうか?
ちょっと脱線しますけど…生まれ変わったら、この人みたいになりたい、弾きたいっていう想いがありましてね。
まあ、話すとだいたい「そうなんだ~<笑>」って意外に思われますけど、憧れのハンク・マーヴィンさんかドリカムの中村正人さんみたいにニコニコしながらギターかベースを弾く人になりたいな~と。
THE SHADOWS / Moonlight Shadow
インストで《ムーンライト・シャドウ》をカヴァーするシャドウズ、これ大好きなんですよ
揺れながら弾くのがなんともイイ感じで和みますお人柄が出てますよね
メガネでギター…はコステロではなくハンク・マーヴィンさんなんですよ。
MISSING HEARTのカヴァーもいいですね☆
次の2曲は特にやってくれました!度が高いです<笑>
ダンス・クラシックスで大人気のボニーMをメタルにしちゃうバンド、いました
ドイツのザ・トレイシーローズがボニーMの《ダディ・クール》をカヴァー
よくそこの所ギターで演りましたねっていう感じで
まさかのディスコメタルです<笑>
THE TRACEELORDS / Daddy Cool
これを最後まで笑わずに見終えることができる人はニラメッコ大会で優勝できます。
観客の皆さんが静観しているのが不思議でなりませんが…ドイツ人のツボは違うんですかね
口パクでもここまで面白ければ許せます。
笑いの先に感動があるということがスターの証し。
BONEY M.がディスコヒット連発だった最盛期の動いてる映像をYouTubeで初めて見た時はかなりショッキングでした<笑>
でも、アバやアラベスク並みに日本人好みのイイ曲ばかりです
フィンランドのチュリサスがボニーMの《怪僧ラスプーチン》をカヴァー
ヴァイキングメタルというカラーに合っててバッチリ
2バス連打でメタル感が強調されます。
TURISAS / Rasputin
ボビー・ファレルさんの突出した個性には恐らくジンギスカンでさえも敵わなかったでしょう。
間違いなく勇気と元気と楽しいひとときを与えてくれます。
しかし、残念ながらボビーさんは2010年に他界されました。
それでは、戻しまして…
イタリアのエレクトロニックメタルバンドDSI
Dope Stars Inc. / Infection 13
ジョン・フライヤーPの4つ打ちメタルです。
Dope Stars Inc. / Ace of Spades (MOTORHEAD カヴァー)
これはエレクトロ控えめなサウンドにしてますね。
想定外でしたまさかマイケルの曲を演るとは
Dope Stars Inc. / Billie Jean ビリー・ジーン (マイケル・ジャクソン カヴァー)
一家に一枚の歴史的名盤ですね☆
Hacking The Wave / Inevitable
これはDSIのボーカル/ギターVictor Loveサイドプロジェクト。
BIG BLACKを思わせるリフの連射がテクノイドと化してます。
オーストリアのNAPALM RECORDSには変種メタルも多い。
ALESTORM / Drink
曲名が《ドリンク》って実にわかりやすい<笑>
この人達は飲んだほうが良い仕事しますね。
役者のお仕事もしてそうです。
ジャンルは海賊メタルかフォークメタルです。
RUSSKAJA / Energia
スタミナメタルかスカメタルでしょうか
こういうセンスは大好きですけど、NAPALM RECORDSの収支が非常に気になりますね。
続いて、80'sメタルクラシックス ※へヴィ・メタルは舶来です
純メタルは80'sにあり
イギリスのオジー・オズボーン
Ozzy Osbourne / Mr. Crowley ミスター・クロウリー
プレイもそうですけど、水玉のVも強く印象に残りますね
イギリスのアイアン・メイデン
Iron Maiden / Phantom of The Opera オペラ座の怪人
もれなくスティーヴ・ハリスの指弾きと構成とテンポチェンジに衝撃を受けたでしょうね。
クイーンとかプログレを知る前にこれを聴いてノックアウトされました
メドレーなのかと思ったら展開だったという<笑>
ロックってこういう曲もあるんだな~、こんなことやってもいいんだ~とか思いました。
それゆえかメイデンは1stと2ndが好きなんですよ。
歌唱力やキーレンジの問題でブルースに交代となってしまいましたが、初期メイデンのアグレッシブなスピード感にパンク名残のあるポールのスタイルがとてもマッチしています。
初来日当時の記事ではボブ・マーリーがかなりお好きなようです。
このクラフトワーク『人間解体』のライナーノーツはメタルマスター伊藤政則さんでした。
ロック好きにはロック・ジャーナリストというより大先生ですよね。
水上はるこのロック・ドキュメント 『青春するロンドン』
2000年頃ブック○フで見つけて、タイトルは全然ピンときませんでしたが、
パラパラめくったら驚愕のコンテンツ満載で即買い
イギリスやドイツのアンダーグラウンドが最先鋭だった時代の貴重なアーカイブでした。
MUSIC LIFEなら小枠扱いだったであろうディープ過ぎる記事がメインという凄さ☆
これもご人徳とネームバリューの為せる業でありましょう。
でも、このバンド名は明らかにメイデンの曲ですよね。
KISSもマーク・ボランも後世への影響は果てしなく続くでしょうね。
Sue Clowesのコスチュームを愛用していたという件より目を引いたのが、著者とSPKとサンディー&ザ・サンセッツの関係が記された最終章。(サンディーさんは現在フラダンサーとして著名)
取材を超えていたからこそのフレンドシップと悲哀に涙
思ったのは…パブリックイメージとは正反対で、ピュアでセンシティブだったんだなということ。
以来、Ne/H/ilに重なるは純愛の文字。
やっぱり、作品は作品、人は人。
アイルランド出身のゲイリー・ムーア
Gary Moore / Empty Rooms エンプティ・ルーム
「空っぽの部屋 愛無しに生きる術を知る場所」と歌われる哀愁の名バラード。
残念ながらゲイリー・ムーアさんは2011年に他界されました。
ドイツのアクセプト
ACCEPT / Metal Heart
イントロでチャイコフスキーの《スラブ行進曲》、Gソロでベートーヴェンの《エリーゼのために》をフィーチャー。
駄美声に美旋律というコントラスト、重厚なコーラス。
これはメタルクラシックスの神曲と断言してもよい
デンマークのプリティ・メイズ
PRETTY MAIDS / Fortuna Imperatrix Mundi ~ Back to Back
イントロでカール・オルフの《カルミナ・ブラーナ序奏 O Fortuna (おお、運命の女神よ)》をフィーチャー。
取ってつけたような違和感がなく、Gリフを引き立てます。
PRETTY MAIDS / Future World
この曲はなんといっても声の切り替えがスリリング
ドイツのハロウィン
《Future World》と言えば、J-POPではELTですが、メタルではHELLOWEENです。
マイケル・キスクさん、この時18歳
抜け良しキレ良しでミッドローも出て好感を持たれやすいクリーンボイスですね。
メタルや激ロックのグロウル/デスボイスが生理的にダメという方からのご意見として、
「なんでああいう風に歌うの?普通に歌えないの?」
「何歌ってるのか分からないし言葉を大切にしていない。」
「カッコイイと思えない。」
「耳障りでウザイしバカっぽい。」
「自己満で幼稚。痛い。」
というものが今までにありました。
社会通念からすれば当然とも言えるでしょう。
しかし、アーティストの表現は多種多様で、リスナーの好みも千差万別なのです。
また、演る側にも聴く側にも愛着や思い入れがあって、その様式に則っています。
フェイバリットの真似やコスプレをするのと同様の“愛の表出”なんですよ。
グロウル/デスボイスをイケボと感じる人もいて需要はあるのです。
※日本では有り得ないでしょうけど、フィンランドのメロディックデスメタルバンド†チルドレン・オブ・ボドム†は切手になるほどの称賛を勝ち得ています。(下記参照)
それから、“Death !”も“Die !”もメタルマナーというか士気を高める常套句なんですよ、「押忍!」に近い感じの。
合いの手というか、合言葉(=愛言葉)になるのかもしれません。
クラシックやヒップホップにもマナー(=型)があるようにね。
ここでちょっと3つの動画をご覧いただきたい。
レット・イット・ゴー ~ありのままで~
まさかのデス歌唱に、ブーイングではなくコーラスでフォローする聴衆の寛大さ<笑>
(仕込みがあったのかもしれませんが)双方、お見事でございます
ザッツ・エンターテイメント
マライア・キャリーとかテイラー・スウィフトとか歌いそうな雰囲気の女性ですが、予想外のお一人様アーチ・エネミー状態に称賛の声多数
歌手じゃなくても大物になりますよ、こういう方は。
物怖じしない度胸はどこでも役立ちますから
お父様のフェイバリットもしくはご家庭の環境が影響しているのでしょうが、ノドを潰すことがないよう祈るばかりです。
6歳でデス歌唱というのはさすがに心配してしまいます
アメリカのクリムゾン・グローリー
CRIMSON GLORY / Heart of Steel
デビューアルバムは歌唱力・表現力・神秘性が崇高な次元で炸裂
その完璧なドラマツルギーはむしろミュージカルに近い。
お城のある国から登場したかのような、アメリカのバンドっぽくないサウンドと世界観です。
残念ながらボーカルのミッドナイトさんは2009年に他界されました。
アメリカのリジー・ボーデン
Lizzy Borden / Live and Let Die (ポール・マッカートニー&ウイングス カヴァー)
映画『007 死ぬのは奴らだ』の主題歌です。
オリジナルも好きですけど、このカヴァーもキャラに似合っていて◎
荒削りながら明らかに発声法体得してますね。
このチェーンソーボイスはテクありです。
ライブでも極力フェイク無しで歌えているのが素晴らしい。
国旗モチーフなところが似てますね↓
アメリカのフェイス・ノー・モア
FAITH NO MORE / 『The Real Thing』
1曲目《From Out Of Nowhere》と2曲目《Epic》が特に好きです。
メタルじゃないですけどシンセ入りでポップ、歌もラップもいけるところが◎
このヘリウムボイスと歌いまわし自体がフックになる強み。
こういう個性ならビブラートなんてどうでもいいですね。
この当時からマイク・パットンさんは只者ではなかったのです。
振り幅の大きさはFOETUSに匹敵するまでになっていますし、
変幻自在のボイスパフォーマンスで俳優でも声優でも務まるでしょうね。
例えれば山寺宏一さんに近いかもしれません。
イギリスのガールスクール
GIRLSCHOOL / 20th Century Boy (T.REX カヴァー)
メタルじゃないですけど、X JAPANもhideさんもカヴァーしたCM採用頻度の高い人気曲です。
エレクトーンで出すギターがSUICIDEっぽくて最高です
Ghost Rider弾いてほしくなりますね。
このお嬢様はきっと大成するでしょう。
フィンランドのヒム
当時“北欧のラルク”っていうキャッチを見たことがありましたけど、
4AD好きとしてはジョン・フライヤーPというのに惹かれて買いました。
ジャンルはLOVE METALです
このジャケ画が切手になるとは<笑>フィンランドは器が大きいですよね。
メタル浸透国だけのことはあります。
ハノイ・ロックス、チルドレン・オブ・ボドム、ナイトウィッシュ、アポカリプティカ、ザ・ラスマス、HIM がフィンランドで切手に
「国際的に成功したフィンランドのへヴィ・メタル系バンドをフィーチャーした切手が発売される(9月2日リリース予定)。フィンランドは、へヴィ・メタルを重要な文化的/芸術的価値があるとし、国がメタルバンドをサポートしています。」
これは是非ゲットしたい
かなりマイナーなアーティストでも、その功績を認めて国でフォローしたり招聘したりというのは他国では行われています。
日本もそうなればなぁと思いますけど、現状そこまでの余裕がないですかね。。
ハノイ・ロックスはフィンランドのレジェンドでありヒーローですよ
HANOI ROCKS / Tragedy
HANOI ROCKS / 『Buried Alive』 2009.4.12
いつまでも華を纏うマイケル・モンローさんですが、この地元ヘルシンキでの解散ライブは泣けますね。いい曲いっぱいでした。有終の美です
☆アップ主の皆様へ深く感謝致します☆