みなさん、こんばんはクマホシ

 

5月のパフォーマンスレッスンに向けて

準備は進んでいますか?sei

 

少しずつですが、

本番に向けてロビーで練習している生徒さんたちが

増えているような気がします**yumi**アコギ

 

本番に向けて、頑張っていきましょうね旗。

 

今日は、小説「悪人」の感想文を

2016年度3期生の大石 未来さんに書いて頂いたので

ご紹介させていただきます星

 

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「悪人」たった2文字の題名でいろんなストーリーを想像しました。

 

この本では、保険会社に勤めていた若い女性

出会い系サイトで知り合った男性に山の中で殺されてしまいます。

そしてその男性は同じように出会い系サイトで知り合った別の女性と本気で恋におち、

2人で逃亡していくという内容です。

 

殺されてしまった女性は被害者ではありますが、

犯人の男性をおもちゃのように軽く扱い、結果的に犯人にしてしまった張本人でもありました。

 

そして殺された側と殺した側の家族や友達の悲しみや葛藤も描かれていました。

私は被害者という言葉が傷つけられた人を指すものなら

加害者である彼もまた被害者で、

のはっきりしない感じがフィクションですが

現実におきてもおかしくない、人間の弱さから生まれたリアルなストーリーと感じました。

 

そして悪人が誰を指したのかと考えて、きっと登場人物の全員にある悪い心だと思いました。

 

この本を読んで印象に残ったのは、

この女性や犯人が、自分の周り以外の所で居場所を見つけようとしていたところです。

求めすぎて、自分を客観的に見ることができていなかったと思います。

例えば人が悩んでいることだって

どんなに仲のいい人でも、それに対して感じることはやはり他人事でしかなく、

それが知らない人のこととなったら、

なおさら何か感じたとしても表面的な一感想でしかなくなると思います。

例えるなら崖の下から山の上にいる人へ相談している感じで

結局這い上がるのは自分自身の力なんだ。と、

人に何かを求めるには自分が求められる人間にならなくてはいけない。

と改めてそう思いました。

 

人は常に群れで動くけど、それでも一人であることの意識を持っていなきゃいけないのが

時々無常に寂しさを生んで、誰かに愛されたいと思いがちです。

手を遠くへ遠くへと伸ばしてしまう前に、

ちゃんと愛してくれる人は胸の内にいるということを忘れてはいけないと思いました。

 

 

大石さんの感想文からは

被害者と加害者の関係性や人の無常さについて

自分なりの解釈を書かれた上で、

重みのある言葉でしっかりとした学びを得ています。

 

西尾先生が、

作曲をするにあたって

映画を鑑賞したり、本を読んだりしたあとに

感じたことなどを文字に起こし、感想文を書くことが大切だ!とよく仰っています!

ただ鑑賞するだけよりも、ずっと力がつくそうですsozai

 

ヴォイスの卒業生である家入レオさんも

西尾先生に勧められ、積極的に取り組んでいたそうですよ**yumi**ハート

 

皆さんも、ぜひ積極的に貸し出しDVDを利用し、
成長の糧にしていきましょうね星