Buongiorno!


みなさんお元気??


まだまだマスクで息苦しい方もいらっしゃることでしょう


全国旅行支援使ってトラベルな方もいることだろう!


キャリーケース用意するのワクワクしますよねえ!


ぼくは全くワクワクしないけど!


だって重たいんだもの。。


ここはナポリの山の中の噴水、早朝5時


この日は朝のフライト


滞在先のお宿、部屋の中は暗いなあ



眠いけど起きる


先日のワークショップで受講生さんからいただいたプレゼント



ありがとう!

でも、手荷物の重量制限あるので持って行けないよ。。


和服と洋服、刀に大太刀をいつも持ち歩いてるので、贈答品はお気持ちだけがいい💦


お宿を朝5時にでて山道を30キロのキャリーケースフル装備で歩いてくだり、朝6時には麓の町に着いた

そこから空港シャトルにのり、朝7時には空港に到着



さて、飛行機乗ろう



飛行機に乗り込み、席に座り、ベルトを閉めた



すると・・・



「アテンションプリーズ!アテンションプリーズ!ミスター相川!機長が御用があります」



なんだ??


満席の乗客たちに見つめられながら、操縦席へむかう


「ミスター相川、カタナですよねこれ?」



うん、カタナだねこれ。


預け入れ荷物ね



「ミスター相川、刀はのせられません。降りてください」



ん?


何言ってんのコイツ?


預け入れなんだよ?機内持ち込みじゃないから大丈夫でしょ?



問答無用で、おろされた


刀とキャリーケースが、飛行機の前におかれている


飛行機の扉が閉まった


離陸していく








な、




なにこれ?


笑笑


搭乗拒否ってやつか。 あのヤバイ振る舞い、危険な行いとか機内で犯罪したらなるやつ。



イタリアのステージ主催会社に電話したら、顧問弁護士からすぐに電話がきて、直接航空会社にどなってた


イタリア弁護士

「おい!私は弁護士なんですよ!いったいどういうことですか!」



飛行機誘導してたにいちゃん

「いや、しりません。わかりません」


弁護士

「知りませんじゃないです!事実、彼は搭乗拒否されてるじゃないですか!法的に訴えますよ」



にいちゃん

「しりません、わかりません、残念ですね」




でた・・・



イタリア人はいつもコレ。


なんか問題起こした時、かならず


「自分の責任じゃありません。あやまりません。残念ですね」


残念ですね、は ミディスピアーチェ mi dispiace という



日本のスタンダードとは違うスタンダードである




って


ステージに間に合うのかしらね 笑


ナポリからサルデーニャ島に移動しないと行かないんだけど・・・









飛行機の外に出され、そのまま警察署へ




あは





フツウだったら



「エーンエン!警察こわいよ!言葉通じないよ!逮捕されちゃうよ!こわいよ!」



かな。



ぼくはしょっちゅうナポリの警察署にきてるんで、もはや驚きもしないが。。


盗難、紛失、申請、もろもろあるから。


警察官の生徒さんも多いしね



警察さん

「これは刀ですね」


これは居合刀といって、カテゴリーとしては武器ではなく、所持許可証はいりませんよ



警察

「なんというブドーですか?」



ケンドーですね。ステージ出演で使います



警察

「あ!ネットでみました!マエストロヨースケですね!うわーー一緒に写真撮ってくれますか?!」



いや、いや、きみたち、働きなよ。。。


同時に弁護士さんが電話で解説してくれたので、15分で解放された



弁護士

「ヨースケたいへんだったわね。残念だわ。今夜の船を予約しておいたから、船で来てね」



おっけ、船な、それな


飛行機は刀運ぶリスクあるから、飛行機のチケット取る前に、船がいいと思うよって言ったやんわたし💦


案の定やん


それをミディスピアーチェ で済ませる、さすがか!



そして、弁護士さんの背後で、ステージ運営会社のボスが爆笑してる声が聞こえる。。



ウケた?


ウケたんか・・・



飛行機降ろされたことがおもろかったん?


それとも警察に拘束されたのがおもろかったん??



知らんけど。


まぢで、おまえらイタリア人・・・







ふ、ざ、け、ん、な、ゴラァ






いつものことだから、いまさら怒りも湧かないんだが、とりあえず夜の出港まで待つことに。


朝9時。


出港は夜7時。


って、11時間待機ですか。。


どこで??



イタリアにいると遅延しないことは滅多にないから、待ち慣れる。あらゆることに。


それにしても11時間か。。


まあまあだなオイ



こんなこともあろうかと、僕はいつも折り畳みキャンピングチェアを持ち歩いている


公共の椅子は汚れてることあるし、硬いし、寝にくい


キャンピングチェアならどこでも寛げる、仮眠取れる


ので、キャンピングチェアを静かなところに設置し、荷物をしっかり握って仮眠


お昼になったので、空港から街へ移動


とりあえず食事しよう




とっても美味しい


ここは名店ミミアッラフェッロビーア


これはイワシ


これはジェノヴェーゼ


たべたー


ので、海へ


ナポリは街中にこんな感じのビーチがある


オフィスや学校の教室からぷらっとあるけばすぐに海


いい環境だよなあー


ので、ここの日陰にキャンピングチェアを置いて再び仮眠




と、ここまで話して、まともな日本人ならこう考えるだろう。


「寝てばっかり!美味しいものたべてばっかり!」


「いい景色のリゾート地でのんびりか!」


「毎日旅ばっかり!」




その通りだ・・・


この日はステージ前日。


ベストコンディションでステージに臨むために、あえて積極的に寝て食べたいものをほどほどに食べるようにコントロールしている。


悪いコンディションでステージに立つことのリスク・辛さを知っているからである。


ノドは繊細だ。 いい歌を歌いたいのだ。



なぜ旅をよくするのか?


それはそもそもステージで世界中を転戦してるだけなんだが。


一箇所に留まる時もあるが、自分のエネルギーをいい状態で保つのがかなり難しい。


このパンデミッ◯期間は大変だった。


画一的な価値観が支配的な島国に長くいる間、本当に、そう感じた。


自分の発するエネルギーがよくないと、自然とそれが周りにも伝わる。イライラしたエネルギーとか


僕は、自分の創造する現実に責任を持っている。


だから、自分の発するエネルギーをよいエネルギーに保つために一瞬一瞬努力しているのだ。





あなたはあなたらしく生きるために生まれてきた


他人ぽく生きるためではない


年寄りになってから自分の人生を生きる?


自由になるまで待つ?


それも選択だろう


定年を迎える誰もが直面する問題は


本当にやりたいことがわからないことだ


やらなければいけないことだけやってきたから


義務だけの人生だったからだ


もうやめよう


あなたは自由に生きるために生まれてきた


いつ自由になるのか


いつかは、永遠にやってこない


あなたが決断した瞬間に


宇宙はあなたが本来の自分を生きることをたすけるのだ


いつまでも偽りの自分をいきつづけるのはやめる



そうやって本来の自分を生きようとする人たちを応援するのが相川スクールである


きたれ!