死ぬまでに一度は訪れてみたい場所の一つが
兵馬俑でした
しかし中国の内陸部西安の田舎町
まだまだ何かと問題の多い中国の旅なので
二の足を踏んでいましたが
そんなこと言っている時間もなくなってきているので
行ける時に行こうと決心して
気候の良い3月に決断
そして今回の旅が始まりました
始皇帝陵の公園を歩きながら
ワクワクする気持ちが高まっていきました
テレビや動画では見ていましたが
まず体育館のような第一坑に入り
圧巻です
夥しい数のの俑達がこちらを向いて立っていました
これを見つけた時はどうだったのだろうと
直ぐに思いを馳せました

秦の始皇帝を死後の世界で守るために副葬された
おびただしい数の素焼きの兵士像
この壮大で息をのむような
兵馬俑(へいばよう)は1974年
陝西(せんせい)省の農夫により
全く偶然に発見されたものなのです

1974年の旧正月が終わって間もない3月
中国北西部ではその年は干ばつがひどく
杨志发(ヤン・シファ)さんは同僚と共に
集団農地に水を引くための井戸を掘ることにした
「井戸掘りは最初は順調だった
2日目に堅い赤土が出てきた
そして3日目の昼ごろ鍬が頭の取れた素焼き像の
首の付け根のところに突き当たった
後に兵士像と分かるのだが
それにはぽっかりと穴が開いていて
壺のようだった」と

この辺りには昔壷窯があったに違いないと言うと
同僚は壷を家に持って帰って使えるよう
注意して掘り続けるようにと言った
だが掘り進めると両肩と胸部が現れた
これは窯跡ではなく寺院跡ではないかと考えた
そしてついに片足が切断され頭部の取れた
実物大の兵士像が出現した
少し離れたところでは作業を続けていた
同僚の1人が青銅製の何かを見つけ
お前はパイプをふかすのが好きだろう
これはかなり価値があるぞ
これをタバコと引き換えにしたらいいと言って
杨さんのほうに放り投げたと
こんな様子で最初は掘り起こされたそうです😱