「アベンセラヘスの間」へ

 

政界の最大勢力であったアベンセラヘス一族が

 

王に対して謀反の企てを疑われて惨殺されたのがこの場所です

 

噴水の染みはその際に飛び散った血ともいわれているのだとか

 

その伝説とは対照的に大変美しい空間となっており

 

星をイメージした鍾乳石飾りの天井は別名


「蜂の巣天井」とも呼ばれ

 

立体的で複雑な造りに目を奪われます

 

アラビア文字のカリグラフィが見事です

 

左右に全く同じ造りの大理石の敷石があることから


その名前がついた「二姉妹の間」

 

王朝最後の王・ボアブディルの母とその子供たちが


使用していました

 

八角の鍾乳石造りの天井に配された

 

二連装の窓から差し込む光は緻密に計算されていて

 

絶妙な調光具合になっています

 

現存する貴重なステンドグラスで


装飾された鮮やかな天井

 

作家ワシントン・アーヴィングが


『アルハンブラ物語』を執筆した部屋や

 

眼下に広がるアルバイシン地区の


絶景を見ることのできる回廊

 

王専用の浴室などがありました

 

最後まで同じテンションで見学するには

 

相当の体力が必要でした

 

花の咲き乱れる頃も見てみたいと思いましたが

 

1月でこれだけハードなのだから

 

気温の高い頃のことを考えると。。。