VocBocEnglishSchoolでは、新しくはじまったクラスで必ず読む本があります。

「ウィニー・ザ・プー」のA.A.ミルンさんが書かれた

 

 

’When we were very young’です。

 

 

この本はA.A.ミルンさんが、「くまのプーさん」を書く前に出版されたポエムの本です。

その本の中から一編。クラスが進むにつれてまた一編と教えてもらいます。

 

ちなみに、

`When we were very young`が出版されたのは1924年。

`Winnie-the -Pooh`が出版されたのは1926年です。

 

日本では「くまのプーさん」の本があまりにも有名で、A.A.ミルンさんは児童文学作家と思われている方も多いかと思います。実は、くまのプーさんを含む児童文学は彼の作家活動のほんの1部。

例えば、この’When we were very young’が出版された時、瞬く間にポエムとしてベストセラーとなりました。その2年後くまのプーさんが出版されましたが、’When we were very young’ほど人気ではなかったのです。

 

ここで面白いなぁと思ったのは、ポエムの本がベストセラーになったということです。出版当時この本は、今の時代でいえば、ハリー・ポッターが出版された時のような人気だったそうです。どれだけ人気だったかが感じていただけるかな?とてもイギリスらしくありませんか?言葉を大切にする国ならでは。

 

 

イギリス人の先生はこの本の中の一編を選んで読んでくれます音譜

 

 

この本、本屋さんで手にとったことがある方も多いのではないでしょうか??

なぜなら、ぱっと見た目の字数が少なく、シェパードさんのかわいいイラストいりですラブラブ

また息子さんのために書かれた本というイメージも大きいと思うのですが、パッと見た目が簡単そう。。。

実はこの本、子供用の本ではなく、子供から大人まで楽しめるように書かれた本なのです。

(そこはハリー・ポッターと同じですね。)

 

 

大人が何度も手にとって、何回も読むに値する本なのです。

さらっと書かれているようですが、A.A.ミルンさんが、改行の位置までこだわって書いたものです。

 

 

なので、イギリス人の先生が読むとポエムが立体的で生き生きとしたものに変わります音譜

 

 

そして実は、ここからが生徒さんたちの1つ目の分かれ道。

vocbocのレッスンはいつもそうなのですが。。。。

 

 

単語が簡単だと思って字面だけ追うのはもったいない。

それで終わりです。

それなら、問題なく家で1人で勉強できちゃいます。

そこを、先生の話を聞きながら、自分でもなんでだろう。どうしてだろうと発見しながら丁寧に読み進むと世界が大きく広がっていきます。よく知っていると思っていた単語が辞書上での理解でしかなかったことに気がつきます。辞書で縛られてしまうと生きた英語はいつまでたっても学べません。。。。

 

生徒さんの中には、先生にアドバイスされて、こうして習ったポエムの中から気に入ったものを暗記する方も。。。

何度も何度も、読む。

目で読む。

声にだして読む。

楽しい時も読む。

悲しい時も読む。。。。

 

ちょっと熟成させている感じ?

その度にでてきた新しい質問は次のクラスで聞く。

どんな難しい質問でも先生が答えてくれます。

 

そうしてはじめて、なぜこの本がイギリスでそんなにも人気だったのか。

なぜ、今でも繰り返し読まれて、愛されているのか。

このポエムでA.A.ミルンが何を表現しているのか。

なぜA.A.ミルンの詩が真似できないほどすぐれていると言われるのか。

やっと理解できるのです。

 

 

辞書や、ネットからでは学べない英語の世界です音譜

 

くぅ~。英語が好きな方みんなにこの世界を味わってもらいたい!!!!

 

これはハードカバー版。

イギリスではプレゼントの定番だそう。

 

 

カバーをはずすとこんな感じ♡