英会話スクールのお問い合わせに多いのが、「ビジネス英語を習いたい」です。
想像するに、
ビジネスで通用する英語を習いたい。
ビジネスで使用する単語を習いたい。
ビジネスで使用する書式を習いたい。
プレゼンで使用する単語や言い回しが習いたい。
ということかなーといつも悩みます。
ビジネス英語と言われて一番困ってしまうのは、
ネイティブのイギリス人の先生に聞くと、
意味がわからない!!と取り合ってもらえない。。。。。。
ビジネス英語って何!?と反対に質問攻めにあってしまいます
確かに、経済、経営についてならば、大学、大学院で習う。
ビジネスで使用する単語、書式ならば、その会社によって違うのでそれぞれ先輩や会社から習うもの。。。。
だから何が習いたいの??と
先生が困惑するのも納得。。。。ではあります。
また、ここ10年ぐらい、世界のビジネス英語の主流としては、
「できるだけシンプルに、誰でもわかる英語を使用する。」
なので、難しい単語を並べるのは流行に逆行しています。
母国語が英語でない国とやりとりすることが増えた現在では当たり前と言えば当たり前の流行です。
余談にはなりますが、シンプルで誰にでもわかる英語というのは実はなかなか難しいもので、例えば、アップル社のスティーブ・ジョブズさんが得意とするものでした。だからこそ、彼のプレゼンテーションはたくさんの人の心を掴むことができたわけです。
イギリスで生まれて普通に学校を進んでいき、大学を卒業。
その後にイギリスで就職。
実は、その過程でビジネス英語を習うことはありません。
(大学で何か専門的な科目を習う過程では何かあるかもしれませんが。)
英語には敬語がないから、必要でない?
と思う方がいらっしゃるかと思います。
が、イギリス英語には尊敬語、謙譲語みたいな敬語こそありませんが、
目上の方に対する英語、誰に対しても失礼のない英語は存在します。
学校の中でも常識として使われます。
たとえば、イギリスでは、とってもとっても小さな子供でも
'Could you please........?' と話しかけてきます。
クラスで勉強する本の中にパディントンがあります。
パディントンのお話の中で、パディントンはとても礼儀正しいクマという設定なのですが、
確かに、彼の英語は誰に対しても丁寧で上品で、失礼のない英語です。
その辺は、Youtubeのエリザベス女王とパディントンのミニビデオを見ていただくと一目瞭然。
パディントンは時代背景が戦後で、ちょっと古臭い感じのいいまわしもでてくるのですが、
単語の選び方がビジネスのシチュエーションにはぴったり。
また、本の中には、パディントンをクマだと思って、
一応丁寧ではあるものの、嫌味たっぷりに話してくる人物もよくでてきます。
パディントンの本を読んで、
このパディントンの丁寧な話し方と他の登場人物の嫌味な話が理解しにくいなぁ。。。
と思った方は要注意!!
このあたりからビジネス英語に取り組むのもアリだと思いますよ。
パディントンのお話はこちらにも。
「パディントンベア」から当時のイギリス生活が見えちゃう!
https://ameblo.jp/vocbocenglish/entry-12721613172.html
エリザベス女王とパディントンの秘密
https://ameblo.jp/vocbocenglish/entry-12753573738.html