イギリスの郊外に住む家族から送られてきたのは、週末に彼がイギリスの和食レストランで食べたお寿司の写真。イギリス料理は不味い!というのは有名な話ではありますがショボーン

写真を見たらびっくり。お料理が数段レベルアップしているみたい!

 

 

なぜそんなにびっくりしているかと言いますと 。。。。。

 

10年前に私が住んでいたケンブリッジの様子をあげてみますね。

その頃、ケンブリッジで和食が食べたいな〜となると、

まず簡単に手に入ったのは、スーパーで売られているお寿司詰め合わせ。

サーモン、茹でたエビ、海苔巻きがメインのお弁当でした。

これは、猫が素通りする悲しいレベルが多かったです。←事実えーん

パサパサのうすーいネタに、固くてポロポロのご飯で作られていまして、値段が安くないこともあり、かなりがっかりしました。

 

 

 

次に手軽に買えるとすると、写真のお寿司弁当チェーン店で。

サーモンのお寿司に枝豆が添えてあって、色合いもよく、いい感じでした。

当時、ケンブリッジにはまだお店がなく、ロンドンに行った帰りなどに、よく買っていました。

 

 

 

 

つぎはレストランで和食の場合。

 

当時、ケンブリッジのシティセンターには、和食屋さんが何軒かありました。

まずはよく見る、どどーんと、超高級寿司店みたいなお店。

うーん。ちょっと予算的に無理な値段だったし、入り口が暗くて入りにくかったこともあり、結局一度も入らず。。。

 

 

次は、川のそばにあった、居酒屋さん風カジュアルな和食店。

枝豆、アサヒビール。

餃子をはじめ、天ぷらという名前のフリッター。。。とか

居酒屋さん風お料理がメニューにはずらーーり。

 

 

店内に貼られているポスターや、注意事項の日本語が変であれ??

見回しても働いている人に日本人がいなかったりと日本を全面に出しているので、ちょっと不思議な感じ。お客さんは常連さんが多いようで、’Edamame——!!!’と店内のあちこちから注文が聞こえていました。

 

 

 

3件目は、私たちがよく行っていたカフェ風和食のお店。

明るい店内で、今にもコーヒーがでてきそうなカフェ風の日本食屋さん。

こちらも日本語の店名でしたが、内容はエスニック調和食??

メニューは、ボリュームたっぷりの丼や、プレートがメイン。

私は、焼きそばや親子丼みたいなものをよく食べていましたが(焼きそば好き爆  笑

ほとんどの味つけはエスニック調で甘めでした。

シンガポールとかフィリッピンのお料理みたいな感じかな?

これはこれで美味しかった。

 

ケンブリッジという街は大学の街で、色々な国の人や、短い間住んでいる人がとても多いという特殊な環境なのもあるかもしれません。

 

 

 

 

なぜ、そこまでしてあっちこっちに通っていたのかというと、

当時のイギリスでは、日本で作るような家庭料理を作るのがとても大変だったから。。。お米一つとっても日本で使うようなお米を手に入れるのが難しかった上に、お肉やお魚も香りや味が違うので、日本と同じレシピで作ってしまうと、あれれー?という感じになりがちでした。ロンドンに行けばあらゆる食材は手に入ったとは思いますが。ケンブリッジをはじめとする地方都市ではなかなかハードルが高かったのです。

で、日本食風のレストランに行くと、食材を冷凍輸入しているらしく、懐かしい味を楽しめたわけです。

でもね、これたった10年前のお話です。

 

 

 

 

で、やっと本題。

今回送られてきた写真。

写真を見ただけでもクオリティーの高さが見えませんか?

かなり日本食再現率高そうではありませんか。

調べてみると、ちゃんと日本人経営のお店でした。

ちなみに、どんなものがいただけるのかというと、

 

sushi platter

tonkatsu

unagi

udon

tenpura

gyoza

sashimi

 

googleに並んでいた写真のお料理はどれも美味しそう。

 

 

 

今どき、イギリスで美味しい日本食は当たり前だと思われるかと思うのですが。。。

 

イギリスの場合、ロンドンと、それ以外の地方都市では事情が全く違うのです。ロンドンなら、美味しい日本食のお店たくさんあります。どんな食材も手に入りそう。

が、家族の住んでいるのはケンブリッジよりさらに田舎のイギリスの東側エリアの田舎街。日本人はほとんど見かけません。

それなのに、その街で、このお寿司のレベル!!

すごいなぁ。。。。照れ

 

実はちょっと前に、マンチェスターを舞台にしたお料理対決の番組を見ていたのですが、その時も次々出てくる美味しそうなお料理にびっくり。

以前のイギリスならありえないお野菜の使い方だったり、スパイスの使い方だったり。

国際色豊かなイギリスならでは。

 

イギリスという国は、最近は差別が強いように言われていますが、あれだけ色々な国の人が普通にイギリス人として暮らしている国はそんなにないと思う。

 

そのうち、イギリスは料理が不味いなんて誰も言わなくなる日が来るのかもしれませんニヤリ

 

うちの英会話教室でも話題にあがることの多い、イギリス料理は不味い説は正しいのか!?

イギリス料理不味い説からちょっとだけかばいますと、この国、ちょっと前まで、多くの人が化学調味料使用していなかったのですよ。なので、旨味重視の方にはイギリスで何を食べてもかなり不味かったはず。ま。それ以外にも理由はありますが。