60代になって人生が変わる人もそんなに多くはいないだろうと思いますが、
それでも、人生は幾つになっても変わる、と私は思います。
なぜなら、私が人生が変わったからです。
4年前に音楽評論家という仕事が降ってきてから、一番変わったのは人間関係です。
それまでの私は、普通の主婦。
ですから、私の周囲にいる人も主婦が圧倒的に多く、主婦でパートや仕事をしている人ばかり。
それか、音楽関係者。
音楽関係者といっても、自宅でピアノを教えていたり、歌を教えていたり…
主婦のパートの延長線上のような仕事をしている人ばかりで、
自分で教室を運営している、という人は皆無。
そういう、どこにでもある当たり前の人間関係の中にいました。
ですが、4年前に、本当に軽〜い気持ちで出した1枚のエントリーシートが、私の人生を大きく変えたと思います。
音楽評論家になって、いきなり周囲は、現在の日本の音楽評論の草分け的存在であるレジェンドだらけ。
テレビやラジオの現場で働いていた人や、制作会社を経営して番組を作って提供している人やら、新聞社で記者をやっていた人やら…
とにかく、今までの私の62年間の人生には、全く登場しなかった人達ばかり。
そして、そこで、「本を書いたらどうか」とさまざまな人に提案され、紹介されて入った出版塾。
世の中に出版塾というものがあるなどということも、初めて知り、入塾したことが、私の人間関係を大きく変化させました。
今、私の周囲には、起業家、実業家で著者だらけです。
自分の会社を持っている人がほとんどで、かつて私の周囲にいた人達は、すっかり姿を消してしまいました。
で、よく言われるのが、
「久道さんだから、変わったのよ」です。
今の私しか知らない人は、口を揃えて、そう言いますが、
過去の私を知っている30年来のママ友は、「信じられな〜い」と言います。
「だって、昔の〇〇さんは、良妻賢母のサンプルみたいな人で、なんかあれば、「主人に相談してから」が口癖だったじゃない?
何か決めるのも、「ちょっと主人に相談するわ」だったでしょ。
コートを百貨店に一緒に買いに行って、いいのがあって、「これにしたら?」って言ったら、
「うーん、ちょっと主人に相談してからにする〜」とか言って、結局、買わずに帰って、また、別日に買いに行ったやん。
忘れられへんわ」
と今でも笑って言います。
「あの頃の〇〇さんとは、今は、別人やわ。ホンマに信じられへんし」と言います。
じゃあ、なぜ、そんなに変われたのか?と聞かれれば、
結局、自分の人生を諦めなかったから、としか言いようがありません。
良妻賢母のように見えた私も、心の中でいつも「もっと別の人生がないのかな」とずーっと思っていました。
毎日の日常生活のタスク、家事やら、音楽の仕事やら、なんやかやとこなしながら、日常に流されていく生活の中で、心のどこかで、「別の人生ないのかな」とずっと思っていたのです。
自分の人生に満足していなかった、ということ。
人から見れば、
結婚もし、子供も2人に恵まれ、持ち家も持って、パートにも出ずに自宅で音楽の仕事をしている。
それ以上に何を望むことがあるの?と言われるかもしれません。
実際、別のママ友にも言われたことがあります。
「音楽の仕事を持ってるのに、他の仕事がしたいの?なぜ?」
人より恵まれた生活をしているように見えても、
私の心の中は満足しきれていなかった。
ということ。
だから、いつも探していました。
他の仕事。
音楽以外の仕事。
そうやって、大学受験をし直したり、資格を取ろうと講座に通ったり、
結局、別の人生を歩む、ということを諦められなかったんですね。
人生をどうにかしたい、と思うことを諦めなかった。
それだけです。
この記事を読んで下さった、あなた。
あなたもきっと諦めていないでしょう?自分の人生。
何か変わりたい。
何か変えたい。
今の自分の居場所を変えたい。
そう思うから、この記事を読んでくださるんだと思います。
諦めないこと。
自分の人生を諦めない。
自分の夢を諦めない。
結局、これに尽きると思います。
私の周囲にいる起業家達も皆、自分の人生や夢を諦めなかった人達ばかりです。
人生を変えたかったら、
先ずは、諦めないことから。
自分を諦めないことです。
久道りょう
※
午後から、2つほど、音楽記事を更新したいと思っています〜
書けるかな〜
猛暑なので、ご自愛ください。
水分をしっかり取りましょう。