先週初めからの風邪で絶不調。
咳でハスキーボイスの真っ最中💦
久しぶりに1週間、執筆を休みました。
【本日、66歳を迎えました】
今から6年前、
60歳になったとき、私はまだ主婦でピアノやコーラスを教える仕事をしながら、月に一度、作家仲間の勉強会に参加してました。
52歳で作家を目指して学校に通い、
1年にA4で5000枚書きなさい、と指導され、
原稿用紙300枚や400枚の作品を何作も書き続けていた頃です。
「書いて稼げるようになりたい」
ずっと願い続け、書き続けても、
作品は、予選すら通過することが出来ませんでした。
その頃、指導を受けていたプロの作家の先生のテキストに書かれてあった、
「自分にしか書けないものを見つけなさい」という言葉が、ふと、私の心に残りました。
私にしか書けないもの。
それを真剣に考えたとき、
音楽レビューに戻ろうと思いました。
なぜなら、音楽レビューは、
私が人生で初めて書いて世の中に出した作品であり、
韓国のコンテストで1位、中国のコンテストでも優秀作品を獲得したものだったからです。
韓国のみならず、
自分が訪れたこともない中国で多くの人に読まれ、評価されている、と知ったとき、
文章の持つ影響力の半端ない大きさに心が震えるほど感動しました。
これが、私の「書くこと」の原点です。
音楽レビューなら、
私にしか書けないものがあるかもしれない、
と思いました。
そして、音楽レビューに舵を切りました。
クラシック畑出身、
それまで好きな歌手の歌しか聞かず、
その人のレビューしか書いたことがなかった私は、
そのとき、初めて、J-POPの歌手の歌を真剣に、
いろいろ聴いたのです。
果たして、私に他の人のレビューが書けるだろうか、と思いながらも、
三浦大知のデビュー曲から書き始めました。
多い日は、1日に2度も3度も、
彼のレビューを書いては、ブログにアップし、
彼の歌はアルバムも含めて全曲レビューしました。
そうやって書き続けた結果、
翌年、三浦大知の天皇陛下御在位30周年記念式典で歌った『歌声の響』のレビューがGoogle検索1位になり、
その後は、常にameblo音楽レビュージャンルの3位以内をキープするようなブログになりました。
そして、その翌年の2020年、62歳。
コロナ禍の真っ最中、
音楽関係の仕事が全滅した4月、
私は音楽評論家になりました。
それから2年後、
"久道りょう" になった年、
初めて、原稿料を頂く評論家になったのです。
今、私は、原稿料を頂き、有料記事を販売しています。
そう、
「書いて稼げる」人になったのです。
60歳になったとき、
自分の60代が、こんなふうになるとは、
夢にも思っていませんでした。
書いても書いても、
書くことが楽しく、
好きで好きで堪りません。
あと4年で70歳。
どんな人生が待っているか、ワクワクします。
そして、
最初にレビューを書いた時の大切な思い。
その思いの先にある目標に向かって、
歩いています。
自分が大切だと思うものを、
しっかりと握りしめて、決して諦めない。
これからも大切なものをしっかり握りしめて、
取りに行きます。
久道りょう