最初に分析を受けてから数年が経っていました。私は相変わらずの深夜族で、時折、朝から予定があれば、睡眠を削って起きていくというような生活をしていました。
その頃の私は、明らかな持病があるということはありませんでしたが、頭痛はしょっちゅうで、さらに胃の調子も良くなく、医師からは、「早く寝るといいんだけどね」と言われながらもストレス性胃炎の薬を処方されては服用。また就寝直前まで原稿を書いているためにベッドに入っても神経が立っていて、なかなか寝つけず、睡眠導入剤を服用することもたびたびでした。
二週間に一度、リンパマッサージと整体を組み合わせた独自の施術をして頂けるサロンに通っては、肩から背中のコリをほぐして貰う、という生活を送っていました。とにかく私は、「書く」ことに自分の気持ちがフォーカスしていて、誰のアドバイスも耳に入らない、という状態だったと言えると思います。
別にこれと言って大きな病気はないけれど、身体がすっきりしない。肩が凝る。身体が重い。
リンパマッサージで何とか身体を持たせている。そんな毎日でした。
ある時、久しぶりに分析を受けました。
前回受けてから一年近くが経っていました。
その時の分析図は、以前よりもっといびつな形をしていました。
その時、言われたことは、身体が冷えているように思えるということでした。
でも私には自分の身体が冷えているという自覚はそれほどありません。
それまでも何度か分析を受けて来ていても、私には殆ど関心がありませんでした。
バランスはIM図の中央に薄い線で描かれている真四角の形になるのが心身のバランスが取れている状態だと聞いていました。自分のバランスは非常に偏った形をしています。でもそれを見せられても、軽い気持ちでアドバイスも聞き流していました。
でもその日は、なぜか非常に自分の偏りが気になったのです。
私は自分のバランス図を見ながら、分析を思い出しました。
その時の分析は、相変わらず寝不足であること。その為に全然、身体のスイッチが入っていないこと。
そんな分析を思い出しながら、思いました。
これって、自分の体調を客観的に知るのに、とてもいいんじゃないの?