ツギハギシティ・プロトコル 歌詞 | VOCALOIDの歌詞置場

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作詞・作曲:millstones
唄:GUMI Power・GUMI Sweet


地に落ちた白露(しらつゆ)の様に いつもの道に開いた陥穽(かんせい)
気付いたときにはもう 暗い夜道に迷い込んでた
向けられた幾つもの目が 嘲(あざけ)りと好奇を投げかける
背に刺さる視線に怯え とにかく何処かへ走り出した

ツギハギでイビツなルール 交わす言葉に真意は無く
安寧(あんねい)は語るに落ちた 嘘に沈む虚構の地

闇に浮く街に 偽(ぎ)に染まった朝が来る
良識を忘れて 陽が昇る
痛くない腹を 探り合って茶化すのさ
余計な感情を無くした ココロ

良く晴れた蒼天(そうてん)の雲 見慣れた顔にふと出会した
いつもの笑みで平然と 「なんだ君も来てたんだ」って
引きずり込まれるように 訳も解らずここに居る
僕の心の霧も 少し晴れたような気がしたんだ

ボロボロでヒクツな意識 針の筵(むしろ)から連れ出して
空っぽの人形のワルツ 理知を謗(そし)るイデオロギー

朱に染まる街に 人を食った夜が来る
不条理を残して 陽が落ちる
ありふれた夢を 騙(かた)り合って生きるのさ
見せかけの仮面に隠した ココロ

歪(ひず)んだこの世界に 日常へ続く扉
垂らされた蜘蛛(くも)の糸に 疑いはもう晴れた
その先には いつもの空

騙された街を 信じちゃってどーすんのさ?
呟きを聞くのは 夜の闇
眠るような君に 砂を蹴って歩き出す
視てたのは 無言の天の川

欠けた月のように 尖(とが)りきったこの場所で
いつだって仔羊(こひつじ)は 馬鹿を見る
この街は明日を 奪い合って進むのさ
擦れ違う幾千の冷たい ケモノ