オペラ歌手 草間勇貴の

歌声のクリニック

 

【講師経歴】 

ヨーロッパにて演奏

NHK紅白歌合戦などコーラス出演

文化庁オペラ出演 etc…

 

○高音が出したい!

○声量が欲しい!

○すごくいい声で話したい

○声が出なくて困っている…

 

などなど

 

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ボイトレに関する記事をネットで検索してみると

「喉を開いて高音を出そう!」

というものを度々目にします。

 

喉を開くことで高音にどのような影響を与えるのでしょうか?

早速お話していきます!

 

 

よく見る記事の内容

まず、「喉を開いて高音を出そう!」といった

記事をご覧になったことがない方も

いらっしゃるかもしれません。

 

その内容はどのようなものなのかというと、

 

日本人は喉の締まりがちで、

喉が締まると高音は出にくくなります。

喉を開くことによって高音が

出るようになっていきます!

 

大体このような内容の

記事が多く見られます。

 

しかし、

喉を開けるという発想は

高音の拡張になんら

影響を及ぼしません。

 

その詳細を

以下に述べていきます。

 

 

高音を伸ばすために必要なのは、地声と裏声の活性化

 

以前の記事でもお話したことがありますが、

高音を出すためには、

地声と裏声の活性化する以外にはありません。

 

これは、長い間世界中で研究されてきて

判明している事実です。

 

そのためのメソッドが

イタリアのベルカントの学びの中にはあり、

フースラーの提唱しているアンザッツもその一環となります。

 

歌手たちは教師とともに

そういった勉強と鍛錬をすすめ、

少しずつ高音を伸ばし、慣らしていきます。

 

 

喉を開くことで音域は伸びない

 

これを踏まえて、喉を開くことで

裏声または地声が活性化するのであれば

良いのですが、

残念ながら、「喉を開く」という

アクションには

そういった作用はありません。

 

よって、

喉を開くことは高音の拡張には

特に関係がないのです。

 

 

音質の変化・向上には有効

喉を開くことの

大きな作用は音色の変化です。

 

声帯から発せられた音は

口腔内や鼻腔内に共鳴します。

 

口腔内が広い(喉が開いている)のと、

狭い(喉が開いていない)のでは、

共鳴の仕方が変わります。

すると、声がもっている周波数(倍音)が変わり

響きも変わります。

 

すると音色にも変化が起こります。

これによって、

いい声に聴こえるようになったり

逆に耳障りになったりもします。

 

これが喉を開くことの

作用です。

 

なので、

高音において喉を開くことができるようになると

音質が良くなるので

「喉締め声」の改善にはつながりますし、

説得力や迫力のある高音が出したい方にはおすすめです。

 

ただし、音域の拡張には繋がらない点は

お忘れなく!

また、地声と裏声の活性化ができると

高音で喉を開くのも割と楽にできるようになりますから、

やはり、そちらの方が

高音で喉を開く練習より優先度が

高いように思われます。

 

 

 

  まとめ

 

喉を開くことは

音色の向上させます。

しかし、高音が伸びるわけではありません!

なぜなら、高音には裏声と地声の活性化だけが

効果的だからです。

また、声の活性化によって

高音で喉も開きやすくなるので

その練習の方が大事!

 

というお話でした。

参考になれば幸いです(^O^)

 

 

 

 

    

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