「大丈夫!一人で何でもできる」

そう言った母の言葉を敢えて真に受けて

自分たちの生活の場に戻って行った私たち夫婦

 

その夜・・・・

 

というところまで書きました。

⇒『年明けにいきない「立てない!」となった母

 

翌朝、目が覚めてのんびりコーヒーなど淹れながら

充電していた携帯電話の電源を入れたら・・・・!!!

留守電5件?ガーン

 

1件目、夜11時半過ぎ

「また、今度は台所で尻もちついちゃって立てないの。

すぐ来てください」

 

2件目、その5分後

1件目と同じ内容

 

3件目、そのまた10分後

同じ内容だけど、緊迫感が増す汗

 

4件目、20分後

「どうしたらいいの!?寝てるの!??起きて!早く来て!!」と

半泣き状態(´□`。)

(寝てたら留守電聞けない(-_-)起きて!と言われても・・・・)

 

5件目、約1時間後=夜中2時近く

「救急車を呼んで、立たせてもらいました(*^-^*)

大丈夫~🎵」

 

コーヒー冷めてた。

全部聞き終わるまでに、私の顔色は

青くなったり赤くなったり白くなったりしてたと思います。

 

でもとにかく、今は大丈夫そうだ、と判断。

よんどころなくなった母が119番に自ら電話をかけて

事情を話して頼み込み、救急隊を呼んだ

さすが!あっぱれ、娘の私があてにならない時の

サバイバル能力は高い、と妙に感心。

 

怪我もなく、発作でもなく、ただ尻もちをついて立てなくなった

独居老人を立たせてくれるためだけに出動した救急隊の方々には

頭が下がります。

ご迷惑をお掛けしました、と身内としてお詫びしたい気持ちと

事情を汲んで来てくださった心意気に

心からの感謝あるのみです。

 

このことがあって、私の心は決まりました。

 

母が何と言おうと、同じことは繰り返せない。

もう一人では暮らしていかれない、その時が来たんだ。

これから何ができるか?何をすべきか?

どの方向へ進もうか??

 

考えながら支度をしつつ母に電話をかけ

話しながら実家に向かいました。

 

ベッドではなく、リビングの椅子に腰かけて寝ていた様子の母は

前日とはまた違った様子で、非常に衰弱して見えました。

まだしっかり目が覚め切っていないせいもあったかもしれませんが

頭の方もどうやらぼんやりとして、いつもの母らしからぬ反応でした。

 

「もうママを一人でここに暮らさせてあげることは

できなくなったよね。

これからどうするか、まずケアマネさんに相談して

いろいろ案を検討してみよう」と言いました。

 

母は素直に

「そうね、もう一人じゃ生活できない。

歩けなくなった。歩こうとすると転んじゃう。

お願いします」と言いました。

 

いろいろと案を検討しよう、と言いはしましたが

「施設探しだ、できるだけ早く入居させよう」と

既に私の心は決まっていました。

 

それというのも、6年前(もう6年前になるんです!)

ジストニアの治療を始めた当初

主治医となってくださった高橋先生

 

「お母さんに介護が必要になったとき

あなたが自分でしようなどとゆめゆめ考えてはいけないよ。

施設だよ、すぐに施設に入れなさい。

もしまた一緒に住んで…、なんてことを考えたら

病気はもっとひどくなるよ」と言われていたからです。

 

正直に申しますと、6年前にそう言われたとき

「え~!!? 母が自分で身の回りのことをできなくなったとき

一人娘の私が即座に施設に入れてしまうなんて

そんな親不孝な、無情な、冷淡な振舞は

とてもできるはずがない!」と感じました。

 

それでは人の道に外れるではないか!

子としてあまりに無責任ではないか!と。

 

でも実際は、6年の歳月が私の「心」を変えていました。

「考え」を変えたのではなくて

「心」が変ってしまったので

結果的に自動的に「考え」も変わりました。

 

今、介護付き有料老人ホームに母をスピード入居させた私は

自分のことを

親不孝とも、無情だとも、冷淡だとも感じていませんし

ましてや、人の道に外れているとも、無責任だとも

まったく思いません。

 

むしろ、親孝行だし

大きな責任を一つ果たしたなーという感じがしています。

お金がすべてではありませんが

これから何年生きるかわからない母の為に

毎月、なかなかの施設費用を払っていく私は

立派に人の道を歩いていると思うのです。

 

金銭的にかなりの負担ではありますが、心は軽いです。

母が一人で実家に暮らしていた頃より

数倍、明るく晴れやかな氣分です。

 

 

実際に、母が今いる施設に入居するまでに起こった

数々の出来事も

(同時に私の心に起こったことや

これから親御さんの介護に直面する方へのお役立ち情報も含め)

ここに記しておくことがとても意味のあることだと感じていますので

またしばらくこの一連の流れを記事にしていきたく思います。

 

 

 

 

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