昨日は、長かった酷暑の日々が嘘のように、爽やかな好天でしたので、休日の夫を誘って井の頭公園へ行きました。

晩夏

たまの休日の午後は家で本を読んだり昼寝していたい夫が、んじゃ行くか、と重い腰を上げたのが夕方近くになってから。公園のベンチに腰掛けて、いかにも晩夏という光景を眺めていました。

さて、今年の2月からゆるゆると始めたアーユルヴェーダの話です。


私が一番惹かれたのは、病気を直すことが第一眼目の西洋医学と違って、人間の体はもともと健康を維持し高めることが可能なように作られている、と考える根本理念です。そして、人間の身体には自ら病気を治す力が備わっていて、この力が正常に働いている限り病気にならないし、もし病気になっているとすれば、この力がどこかで滞っているのだから、その原因を取り除けば自然と病気は消える、という考え方です。

自然と病気は消える


なんと魅惑的な言葉でしょう!


ジストニアと判明してから、たくさんのお医者様と巡り合いました。

同じジストニアの患者さん達のお話を直接聞く機会がありましたが、頼って行った病院で先生に心ない言葉を浴びせられたり、ひどい扱いを受けたりして、深く心が傷ついた経験を持つ方がとても多いのだという事を知りました。

その点、私は大変幸運だと言えると思います。

脳神経内科、耳鼻咽喉科、精神科…紹介状を持って行った病院もあり、飛び込みで診察を受けたところもありましたが、どの先生もとことん親身になって話を聞いてくれ、苦しみを分かってくれて、あらゆる可能性を試すという意味で色々なお薬を処方して下さいました。

結局、どの薬も症状を抑えるという意味ではまったく効果がなかった訳ではないけれど、とても効く日があり、またあまり変わらない日があり、という感じでした。それはジストニアという病気がもともと持つ特徴でもある、激しく症状が出て苦しい日が続くと思うと、突然何の問題もない日、或いは、症状がグンと軽減する日がふいにやってくる、という状態とあまり違いがないように感じられました。残念ですが。


効果のある薬に巡り会えた!と思ったり、あまり効果がないとしょんぼりしたり、一喜一憂することに気持ちが疲れていた頃、この言葉にグワシッと心を掴まれた気がしました。そうだ、私が本当に望んでいる事は薬で症状を抑え込むことではなくて、この病気を自分から消し去ることなんだ、治りたいんだ!と強く意識しました。


といった訳で、信頼する主治医の高橋和巳先生が推奨するアーユルヴェーダへの期待が大きく膨らんでいったのです。


う~ん、なかなか実際の生活面の話に入れないな…しょぼん いえいえ、これは大事なポイント。これからも少しずつ書き進めていきます。