今日は本務校となっている高校の卒業式でした。
国家、校歌、式歌(「旅立ちの日に」)の伴奏をしに、私も参りました。

毎年、卒業式は開式直後の国歌斉唱、校歌斉唱が済むと、卒業証書授与式があり、校長先生のお話があり、来賓の方のお話があり、送辞あり答辞あり、閉式間際の式歌合唱まですごーく長く感じられます・・・というのも、超寒いから。体育館全体はストーブも焚いているし、卒業生、在校生、来賓の方々、保護者の方々…と大勢の人々が集っているので、温度はそれほど下がらないのですが、私が出番から出番まで待機している放送コントロール室は、本当に毎年手がかじかむ位寒い!
ところが今年の温かい事! 見ると体育館全体のストーブも準備はしてあるけど稼働せず、でした。
2年前の卒業式は、そうだ、予定していた日の前日に東日本大震災が起こり、式場となるはずだった体育館は帰宅困難者の宿泊場所となり、式は延期されたのだった…と思い出しました。
今年は恙無く、感動と希望と、ほんのちょっとの寂しさの内に卒業式は無事済みました。

何となくあっけなく終わっちゃったなーと感慨にふける時間も早々に、お役御免で校舎を出ましたが、そのまま帰宅する気分にもならず、温かい気候に誘われるように浜離宮恩賜庭園へふらふらと歩いていきました。

そうです、私の勤めるこの高校から浜離宮まで徒歩10分もかからないのです。そして、勤め始めて既に10年以上、今は週三日も通っているというのに、庭園に入った事が一度もなかった私。
初入園してみました。

 
海水を引き入れた「潮入りの池」、その中央に浮かぶ「中島の御茶屋」、向うには汐留の高層ビル。近代的な高層ビル群と高速道路に挟まれた形の庭園は、野鳥や草木が伸び伸びと生息していて、まさに都会のオアシスという名にふさわしいです。

 
今はちょうど梅の見頃です。梅林を取り囲む塀が取り払われ、かわいらしい梅の花の一つ一つを間近で見る事が出来るようになっています。いやー、本当に梅の花の形ってかわいらしい!

東京湾に面した「将軍お上がり場」からはレインボーブリッジが望めます。今日は風がとても強くて、黄砂も飛んでいるんでしょうか?遠くはかすんでぼんやりとしか見えませんでしたが…。 

小一時間散策したら汗が出ました。卒業式用のスーツで、しかもパンプスではイケませんね。また機会があったら都会のオアシスをゆっくり堪能したいです。

という訳で、仕事も日常も楽しんでいます。病気の症状はまだあるのですが、それでも日々を楽しく幸せに暮らす事には何の支障もないんだな、と最近思えるようになりました。