ミャンマーのウィンシェイン財務相は日本と国際社会の援助に謝意を表明し、ミャンマーは今まさに前例のない多方面にわたる改革に邁進しているところだと述べました。ウィンシェイン財務相は「わが国は新生ミャンマーの建設に取り組んでいます。民主的で多民族が共存共栄し、持続可能な経済成長を伴う平和な国です。繁栄と調和のアジアを建設するという共通の任務に、ミャンマーも積極的かつ責任を持って参加していく」と発言しました。ウィンシェイン財務相によればミャンマー政府は現在、予算や税制の改革といった重大な変化の途上にあり、2012年会計年度には(GDP国内総生産)の6.7%成長を目標にしています。
城島によれば日本は新規円借款の供与による全面的な支援の再開に先立ち、2013年1月に未ヤンマーの抱える対日債務の相当部分を帳消しにする意向でした。両国は2012年4月に日本に対するミャンマーの債務残高である約5000億円の約60%をめんじょすることで合意しました。諸外国や国際機関に対するミャンマーの途方もない借金は1980年代から積もり積もったもので、民主主義と自由主義経済への移行の足かせとなっています。そのため日本政府は日本国際協力銀行を通じてミャンマーに返済資金の貸付を行うと発表しました。ミャンマーはこれでアジア開発銀行と世界銀行に対する延滞金を返済できます。
日本は2013年の早い時期にミャンマー向け円借款を再開し、同国の軍政から民主主義への移行と経済開放を支援することにしました。財務相の城島光力が昨年10月11日に明らかにしました。東京で開催されたIMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会に平行して開かれたミャンマー開発援助の会合で発言したもので城島はさらにミャンマーに対する第2位、第3位の債権者であるアジア開発銀行と世界銀行が年明けにも同国の抱える借金を棒引きする用意があると付け加えました。ミャンマーに対する最大の債権国である日本も支援を強化し、生まれたての民主国家の持続可能な発展を助ける所存であると城島は言い、いまこそ国際社会は力を合わせ、ミャンマーの改革プロセスを支え、その国際社会への完全復帰に協力すべきであると強調しました。