みなさんも一度はごらんになったことがあるフォルムの椅子。
ミッドセンチュリーを代表するデザインの椅子ですね。
チャールズ&レイのイームズ夫妻がデザインした“シェルサイドチェア”
元々、大量生産された初のプラスティック製の椅子、ということでとっても実用的な背景をもって生産された模様です。
ベースにはエッフェルタイプやロッッキングタイプ、などデザイン性の豊かなバリエーションもあります。
しかしシンプルにスタッキング(何脚も積み重ねて収納出来る)タイプが設定されていることからも、その実用性がうかがえます。
実際、会議室や食堂、駅や空港の待合室と行ったところで多用されていましたね。
きわめて身近な、実用的なアイテムだった訳です。
それが20年ほど前からじわりじわりと盛り上がってきた、ミッドセンチュリーモダンのインテリアブームで、一挙に祭り上げられる形で注目されました。
販売価格も(当時は生産は終了していた模様で、USEDの価格)高騰してゆきました。
ところが、数年前から再生産され初めて、新品が販売されるように・・・
私も新品を店頭で見ました。
確かに古いものと同じサイズ、同じフォルム。
でも決定的に違います。
醸し出す、“味”が・・・
調べてみると、新品(現行品)は座面の素材にポリプロピレンを使用しているとのこと。
リサイクル可能な素材を使用して環境に配慮しているためらしいです。
当時のもの(ヴィンテージ)は、ガラス繊維強化ポリエステル樹脂。
細かいクラックも入るし、退色もあります。
現行品は全く退色しないそうです。
この、イームズのシェルチェアはそのデザイン性の高さから、ブティックのインテリアやウインドウのプロップスとしてもしばしば使われます。
洋服を引き立たせる小道具、としてこの椅子を考えた場合、あなたはどちらの椅子を使いますか?
現行品?
それともヴィンテージ?
現行品は発色もよいので、ポップでクリーンなイメージに洋服を見せてくれることでしょう。
しかし、深みや豊かさは感じられないでしょうね・・・
ヴィンテージなら、派手さは無いがデザイン性にもすぐれ、長く着用出来る信頼感
を醸し出せると思います。
同じようにプロップスとして使うにしても、現行品とヴィンテージでは全く効果が違って来るんですね・・・・・
現役で活躍している、ヴィンテージ達を。
地方の空港や、デパートメントストアの待ち合いに。
なんだか嬉しくなってきます・・・・・




