我が師 ジャック・バーロウⅡ 《ジャックから聞いた、VMDにまつわる話》
今日は山間の避暑地に来ています。
あいにくの霧雨。
傘をさしていても、霧雨でしっぽりと濡れてしまいそう・・・
ジャックは、ほんの時々、謎掛けのようなことを話す。
答えは無い。
禅問答だ。
・・・・・
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『柔らかいものと硬いものについて、考えてごらん。
例えば、水と石。
水は柔らかいけれども、長い間雫を落とし続けることで、硬い石に穴をあけることも出来る。
柔らかくて硬いものについて、考えてごらん。
例えば、女性の兵士。
フェミンでありながら、軍隊的な規律を合わせもつ。
例えば、ジェームス・ディーン。
若くて直情的。若くして死んだことで神格化された。神格化したヒーローとしては硬い存在。しかしその演技はチャーミングで柔らかいもの・・・
ガンジーとヒトラーはどうだろうか?
柔らかいというのは革新的な性格で、硬さは革新の結果、かも知れない。
柔らかいものは、やがて形を持ちはじめ、硬いものは、いつか形を無くしていく・・・・・
先端をいくショップデザインには、ビジネスとアートとディスプレイデザインの組み合わせが必要だ。
そのためには、柔らかいものと硬いものについて、考えることがヒントになる・・・』
ウーン、むずかしいね。
商品とそれを配置する背景、棚板、ハンガー、マネキン・・・
いや、考え方が硬いな・・・
アトモスフィア(空気感)と物(商品)?・・・
あらゆるコントラストでその価値を変化させることが可能かもしれない。
どの側面を切り取るのか?あるいは連続性を表現するのか?
価値を高く伝えること、これを深く考えることも我々の仕事なんだと思う。
果たして、そこに答えはあるのだろうか???


