こんにちは!
先程東京からフランクフルトに到着しました
前回のブログから1週間しか経っていませんが、ドイツ、日本政府共に目まぐるしい対応の変化があり、3日前にルフトハンザの飛行機を取ることに至りました。
変化というのは例えば
夫の元へドイツ外務省から一刻も早くドイツへ帰ってくるようにという連絡が届く。
その内容も日を追うごとに、まだ飛行機が飛ぶ内にと近い未来に飛行機が全く飛ばなくなることを示唆してくる。
日本で往生しているドイツ人たちのために、ドイツ大手の航空会社、ルフトハンザが東京からフランクフルトまでの片道の便を特別価格で提供し始めるも、いつまでなのか不透明。
東京がロックダウンするかもしれないという報道を見る
永住ビザを待っていない人はパートナーと一緒でないとドイツへ入国が出来ない。
などなど。
現在の居住地はドイツであって、飛ぶなら今しかないという事実と、なぜ自分の国は日本なのに離れないといけないんだろうという葛藤に悩まされましたが、最終的に3日後に飛ぶ!ということに。
フライト当日は早朝に起き、地元から名古屋→品川→羽田空港まで大荷物での大移動
フライト4時間前には初めて降り立つ羽田空港に到着したのですが、電光掲示板をみると
ほぼ欠航
それに比例してやはり空港はガラガラ。
しかしそこにおられる皆さんの雰囲気はどこか緊張感がありました。
お店や空港の従業員の姿ばかりが目立っていて、旅行客はほとんどいません。
海外の旅行者が本当にまばらにいるくらい。
東京という大都市の飛行場で閑古鳥が鳴いているなんて、なんとも悲しい光景です。
搭乗前にとっても美味しいうどんを食べたのですが、お店の人は「今やお客さんは1割もないよ…」と肩を落としておられました。
↑フードコートも人がいない。
お土産屋さんには東京オリンピックのグッズたちがまだひっそりと置いてあったので、日本の来年の成功を願って購入
そして発見。
マスクはこんな所にあったんですね。
ボーディングに1時間ほど遅延がありましたがようやく飛行機に乗り込み、出発を待っているとアナウンスが。
「先程フランクフルトから東京に飛んでいる間に日本政府が更なる制限を加えたため、到着したドイツ人のクルーたちが日本に入国できないかもしれないので、今日本側と話し合っている」
とのこと。
通常ドイツから来た飛行機は、日本で待機していた別のクルーたちによりドイツへとんぼ返りするので、先程着いたクルーたちが入国出来なくなる=明日からの東京⇔フランクフルト便が欠航、ということなってしまいます
更に飛行機が動かないまま30分ほど待った後にアナウンスが入り、日本側との協議の結果クルーたちの入国も禁止ということで、先ほどフランクフルトから飛んできたクルーたちも搭乗することに!
12時間機内で働いた直後に同じ飛行機での帰国って、ちょっと過酷では・・・
音楽家の世界なら、ながーいオペラを弾き終えた後に、聴衆側に回ってもう一度オペラを聴講するようなものでしょうか。
ドイツ人のクルーの1人は、「せっかく東京で生活するつもりで3ヶ月も休みを取ったのに、入国さえ出来ないなんて、、、」と嘆いていました。
ついこの間までパスポートさえあれば様々な国を行き来できる時代から、日本国民以外はたとえ飛行機の乗務員であろうと入国拒否されるなんて、急に別の時代へ飛んできたみたいです。
何にしても明日から日本を出国しようとしていたドイツ人たちやその家族、ドイツを経由して国に帰る人達はどうなるのでしょう。。
今回は日本での生活のことを書くと言っていましたが、長くなってしまったのでまた次回にしますね。
それにしても、家を出発してから22時間経過、、、
今は電車でデュッセルドルフに向かっていて、2時間以内には家に着けるので、気合で頑張ります