エッセン音楽大学に咲いていた色とりどりの可愛い花たち。
 

数ヶ月前になりますが、アダム・フィッシャー×デュッセルドルフ交響楽団の演奏、収録されたマーラーのCDが、BBCミュージックマガジンアワードのオーケストラ部門で賞を受賞しましたキラキラ

 
 
 
 
これはオケにとっても大変喜ばしいニュースで、私は乗っていませんでしたが前回のマーラー演奏会後、アダム・フィッシャー自らトンハレでシチューを作り、打ち上げに参加したみんなに振る舞ったそうです。
世界的指揮者であり、130人以上いる団員を束ねる彼の人柄は、カリスマ性もさることながら、みんなに愛される可愛い一面もあり、リハーサル中もほどよい緊張感と温和な雰囲気が調和しています。
 
先日はマンハイム音楽大学の教授の小林秀子さんと、エッセン音楽大学教授のヤツェック・クリムケヴィッチさんが家にいらっしゃり、みんなで晩御飯をご一緒しました。
 
 
去年夫がお二人の講習会に講師として招かれた際にも同行したのですが、とても充実したプログラムが組まれている、クオリティの高い講習会だったことをよく覚えています。そんな元々親交のあった夫の繋がりの縁で、よくご飯に誘っていただいており、音楽のことからたわいのない話まで毎回話題尽きません。
 
 
食後のデザートに焼いたモンブランハート
 
 
日本ではどこのケーキ屋さんにも売ってる大好きなモンブラン。
しかしドイツではまったく作られてないため、これはもう自分で作って好きなだけ食べてやるー!と、手間より食い意地が勝って作り始めました。
ドイツには美味しいものも甘いものも溢れているけど、日本とは違う味の趣向があるので、ご飯もお菓子も手作りが一番です。
 
 
そしてまたある日は、70歳になった友人、ヘアタの誕生日会に招待されたのでお祝いに行ってきました。彼女とは私が3年ほど前にアマーランド(ミュンヘン近郊)で開催された、ミュンヒェン大学教授の講習会で出会ったのですが、今となってはとても不思議な縁を感じます。
 
当時のブログがこちら右差し日本に帰るまで夏はおあずけ?
 
講習会中にお世話になったアマーランドのホストファミリーのいとこが彼女であり、たまたまデュッセルドルフから休暇兼、講習会聴講に来ていたので、期間中ほぼ一日中行動を共にしていました。
当時は私はまだ学生でありケルンに住んでいたのですが、それから半年後に受けたデュッセルドルフのオーディションに幸運にも合格して、なんと彼女と同じ街に引っ越しすることになり、今に至るのです。
それからはよく一緒にコンサートへ行ったり、家へご飯しに行き来したりする歳の離れた友人といえる存在でもあり、後進の指導にあたる先生仲間としても心強い存在です。
 
そんな彼女の誕生会のゲストはみんな60歳以上でしたが、音楽家ばかりの温かい雰囲気で、670キロも離れたアマーランドからも、ヘアタのいとこであるホストマザーまで来ていました。
3年ぶりの再会にお互い喜んで、4人で記念撮影。
 
 
私は人と知り合う際、一期一会ということを念頭に置いています。
偶然が重なった縁の1つ1つが導いた今の日常。これからもご縁を大切にしていきたいと思いましたニコニコ