ドイツに戻ってきてから早1週間が経ちました。
帰った次の日は、仲良しのルームメイトが引っ越していき新しいルームメイトが入ってきました。
その日の夜のトスカの公演では時差ボケの影響もあってか、夢でトスカを演奏していたような状態でした
そしてたっぷり休んだ次の日には、弾丸ハンブルグ小旅行を決行。
以前働いていたオーケストラで知り合い、プライベートでも仲良しのアリスがまずブラウンシュバイクにやって来て、2人でハノーファー経由でハンブルグに向かいました。
バイオリン無しの旅行なんてとーっても久しぶりなので、電車から降りるときや歩いてる時に
あっバイオリンがない!!
あっいいのか
と一瞬ドキッとさせられます。
ドイツでよくある遅延もこの日は珍しくなく、2時間と少しでハンブルクに到着。
今回はハンブルク、港!
ということで船に乗りながら街のライトアップをみたかったので、1時間半の小型船ツアーに乗り込みました。
↑船から見える船乗り場
↑ここからも色んな所に輸送されるんですね
↑アリス横顔
気温は7度ほどあったはずですが、とにかく風が冷たく、船の上ではもっと寒く感じました。
でもやっぱり港は風景にもドラマがあって良いなぁ。
景色に浸っていると気が付くと2人とも身体の芯から冷えていたので、降りるやいなや近くのレストランに駆け込みました。
たまたまにしてはトリップアドバイザーでも評判の良いとろで、新鮮な魚もウリにしていました。料理を待っていると陽気なウェイターがどえらいデカイ魚を担いできました。
料理の写真は、残念ながら見栄えが悪いため載せませんが、味と量には大満足でした。(ドイツあるある)
アリスと会うのは3ヶ月ぶりくらいで色々な話に花が咲きましたが、色々とお互いの人生で辛かった体験談になってゆき、何だかウルウル。
そんな暗さ漂う雰囲気の2人を見てたのか、レストランの人がサービスでデザートを持って来てくれて、ペロッと食べた後にはすっかり明るいテーマになっていました。
やっぱり甘味は最高の味方
そして次の日はブラームス博物館へ行ってきました。
何を隠そう、ハンブルク出身の大作曲家ブラームスはウィーンを好み移り住むも、やはり故郷への愛はずっと持ち続けていたようです。
ミュージアムの前で。
とても興味深い歴史や家族、楽譜についても館内の人が説明をしてくれましたが、日本語のパンフレットもあったので、日本人もよく来るスポットなんですね。
個人的に印象に残った写真たち
カフェとタバコを愉しむブラームス
あんまりこのような日常風景を写している写真を見た事がなかったのですが、生きているブラームスを身近に感じられます。
庭にて、ここでもタバコをもってますね。
1度彼の満面の笑みを見てみたい
ブラームスがその生涯で特別な愛を持って最期まで支援していた、クララ・シューマンのお葬式の後。
そしてこちらはバイオリンコンチェルトのヨーゼフ・ヨアヒム版のカデンツァ。
彼は名バイオリニストであり、ブラームスの音楽には無くてはならない助言者でもありました。
ミュージアムは小さいスペースではありましたが、見応えがあり堪能できました。
その後ご飯を食べてると、アリスの友達が丁度旅行に来てるということで合流。
ここはハンブルクの市庁舎前です。
なかなかにぶっ飛んだパリジェンヌたちでした
今日はブラウンシュバイクにてスウィーニートッドの仕事です。
もうすぐ初演が近づいていますが、高校の時から憧れていたミュージカルをオケピットの中で弾けるというのは本当に幸せなことです
いつも読んでくれてありがとうございます。それでは