こんにちはー!
東浦町の広報9月号にて、来月1日に行われる中央図書館のロビーコンサートが掲載されました。
お話を頂いた時は確かまだ3月とかでしたが、もう1ヶ月も切ってるんですね
なんとも月並みの如く、時が流れるのは早いと言わずにはいられません。
今回は図書館ということで、もちろんピアノは無いのでバイオリン1本のソロで1時間のプログラムを考えています。
どうしてもバイオリン1本だと曲が限定されてきたり、またデュオ以上の曲だと和音のハーモニーが無い分、曲のイメージを伝えるのが難しそうですが、それをどうやって補って楽しんでもらえるかただ今考え中です
今週は何だか様々なことがありました。
まずはゲストコンサートでWolfsburg(ヴォルフスブルクブルク)という街へ演奏旅行に行ってきました。
ブラウンシュバイクからバスで30分の、1938年にフォルクスワーゲンの本拠地としてナチス政権のもと誕生した街です。
ここの街にはプロオケは無いのですが、立派なコンサートホールがあり、あのベルリン・フィルの建物を手掛けた建築家、ハンス・シャロンによって建てられたそうで、確かに少し類似しています。
↓ベルリン・フィルハーモニーホール
↓ウォルフスブルクのコンサートホール
演奏曲目はベートーヴェンのピアノコンチェルトの4番と、ホルストの惑星です。
この惑星は昔から大好きな組曲だったのでいつか弾いてみたいと思っていました。
火星、戦争をもたらす者
金星、平和をもたらす者
水星、翼のある使者
木星、快楽をもたらす者
土星、老いをもたらす者
天王星、魔術師
海王星、神秘主義者
と副題も付いていて、実際に存在するそれぞれの惑星のイメージと音楽による情景描写との融合が生み出す雰囲気がたまりません。
木星は言わずと知れた名曲ですが、本人は土星がお気に入りだったそうです。
ちなみに私は特に海王星の、神秘的なメロディーに最後女声合唱が加わるところが大好きで、昔夜に眠れなかった時は良くこれを聴いて眠りについてました。
その後はプッチーニのオペラ、トスカの初演がブラウンシュバイクの歌劇場であり、モダンな舞台と振り付けではありましたがなかなかの成功だったように思います。
トスカといえば1800年のイタリアでの話なのですが、衣装は現代風で自動販売機も登場したり、何ともイマドキでした。
今回はルームメイトであるファンその旦那さんのアリもコンサートに聴きに来てくれました。
2人は結婚しているのですがそれぞれの仕事、学業のため離れて住んでいるので、アリとは知り合うのは初めてでした。
ドイツ連邦上級官庁に勤めているサラリーマンで、音楽家とは全く別世界に生きていているため、社会裏事情などが聞けてとても興味深い。
その上日本のことがとても好きで私でも知らないことを知っていたので、刀鍛冶をやっている叔父のビデオを見せたら、夫婦揃って
「このビデオ前に見たことあるー!!君がこの人の姪っ子だったのかーーー!?」
と偶然の発見に盛り上がりました
これが例のビデオ↓
そして週末はブラウンシュバイクの劇場で音楽祭開かれたので、降り番の私はルームメイトのファンと演奏会を聴きに行きました。
この演奏会ではこの一年で演奏される曲をピックアップしていて、11月に初演があるミュージカル、スウィーニートッドなども演奏されていて、この映画音楽の大ファンの私はとっても興奮しました。
作曲家であるスティーブン・ソンドハイムは先ほどのホルストと同じイギリス出身です。
ちなみにこの劇場にはシュポアホールという小ホールもあり、
19世紀に活躍した演奏家であり作曲家であったルイ・シュポアがブラウンシュバイク出身でここでも働いていたことからこの名前が付いたそうです。
そんなこんなでブラウンシュバイクで2週間ほど過ごして3日休みが出来たので、ケルンに戻り、今日は久しぶりにアーヘンでのレッスンです。
何だか雷の落ちる予感・・・
が、頑張ってきます。