こんにちはー!
 
なんと前回の更新から二ヶ月が経っている…1年の6分の一ってこんなに早かったっけ、という感じです。
 
タイトルの意味しているのは、私のことではなく鉛筆のことです。
 
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レッスンで先生の強力な拍打ちにより、綺麗に折れています。
 
先生は笑いながら「この鉛筆が弱すぎた」とのことキョロキョロ
 
 
ドイツに戻ってすぐ、とあるコンサートの仕事があり、ハンブルク近郊の三つの街で二泊三日の室内楽の演奏旅行してきました。
 
集団で車での長時間移動しながらだったので体力勝負でもありました。
 
その中で印象的だったのが、船での移動!3日目に演奏したところは何と島の中のとある村だったのです。
 
ハンブルク、リューベックよりさらに北になりますね。
 
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大きな船での旅なんてテレビで見る世界だったので、感動もひとしお。
 
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朝が早かったので、日の出も堪能してきました。
 
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この3日間で多方面でインスピレーションが刺激されました。
 
私は今回、演奏会の日に初めて他の6人のメンバーに加わって演奏する危険な綱渡りだったのですが、この室内楽をまとめていたコンマスは全てを把握していて、1日目の公演が終わったとき、「君は全体的にもっと前に出て弾いた方がいい。たまに音楽が後ろに引っ込んじゃうように感じたよ」と指摘され図星
 
全く慣れてない曲なので、下手に堂々と弾いてミスするのを恐れていました。
 
すぐに適応していい音楽が出来なきゃ、一緒に加わった意味が無いんだなぁとひしひしと感じました。
 
2日目、3日目と段々質も上がり、無事すべてのプログラムを弾き終えて沢山のお客さんから拍手をもらってる瞬間に、「あぁこれが音楽家の人生、こうやってこれからも生きて行くんだ」と改めて感じました。
 
その後はレッスンや授業が始まり、プロコフィエフのバイオリンコンチェルトの1番をとにかく必死で譜読みから練習し、つい先日出来立てほやほやでしたが、アーヘンで開催されたコンクールで演奏し、3位を頂きましたおねがい
 
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こちらは披露演奏会後。画質、音質も悪いですが、一応YouTubeに載せました。
 
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順位よりかなりのプレッシャーの中で、自分の納得のいく演奏出来たことが嬉しく感じました。その後は一週間風邪になりましたが。
 
その後オーケストラの演奏会もありました!
 
ケルン音大の分校であるアーヘンとブッパータールの合同演奏会。
 
ブッパータールは電車で往復4時間.練習が毎日続いた日もあり皆ヘトヘトでしたが、ブッパータールでの本番も、アーヘンでの市庁舎での本番も大成功に終わりました。
 
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そして昨日は今学期から組んでいるクインテットの本番でした。
演奏会場に貼ってあった私達のなんともクラシカルなチラシ
 
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メンバーの国籍は日本、スペイン、アルバニア、ドイツ、アメリカと様々で、考え方や個性も全く違う者同士で、もちろん喧嘩もありましたが、無事演奏会が終わりました。
 
クインテットといってもバイオリン2本にビオラ、チェロ2台という変わった編成で、シューベルトをメインのプログラム。シューベルトの弦楽クインテットは彼の死の2ヶ月前に書かれた遺作であり、全楽章で50分はある大作です。
 
この曲はファーストを担当なのですが、普通の弦楽カルテットに一本チェロが加わるだけでこんなにバランスが変わって来るんだと驚き。
 
まとまるのも一苦労ですが、体重が2倍になるくらい重厚感が増します。
 
 
今週は面白そうな予定が色々とありますのでまたお楽しみに!