古い建物を見るのが好きすぎて | あらかんふたり暮らし

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50代なんてあっという間に終わりが見えてきた。どうしよう。お金?仕事?趣味?何にも定まらないまま60歳になってしまいそう。とりあえず片付けから始めようか。


長野県岡谷市に行く機会があり、
旧林家住宅を見学してきました。
製糸業を興した林国蔵さんの邸宅です。

100年以上前に建てられたお屋敷が、ほぼ当時のまま残されています。
大きな切妻造りの日本家屋に洋館があるという、珍しい建物でした。

私が見たかったのは、100年以上経った金唐革紙。
洋館の天井には、このおうちが建築されたときのものが、そのまま残されています。
100年経ってこんな色になっちゃっているけれど、きっとすごく派手な天井だったんでしょうね。

大きな二間続きのお座敷(上座敷、下座敷)の壁にも天井にも、柄違いの金唐革紙が贅沢に使われていました。
お座敷は薄暗かったので、写真は撮りませんでした。





東京上野の旧岩崎邸でも綺麗に復元された金唐革紙を見ることができました。


復元された金唐革紙は、とても煌びやか。


来週は、名古屋の「文化のみち二葉館」に行く予定です。楽しみ。


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革に型押し模様をつけた金唐革は、ヨーロッパのお城や邸宅の壁面の装飾に使われていました。
日本でも、オランダから持ち込まれたこの革で作られた小物がとても人気だったそうです。
でも、とても高価な金唐革。
日本では、これを和紙で再現して、逆にヨーロッパに輸出していたそうです。