この日は、ビスカヤ・フレッシュのスタッフ2名は東京へ企業訪問に出かけました。(こちらは別に掲載します)
小川町に残った生産者3名とスタッフ1名は今日も研修に出かけます。
【終日研修先: ありしお田畑】
有機農業を始めて約10年、児玉有貞さん・史佳さん夫妻にお世話になりました。
まずは出荷作業の見学から。
地元スーパー「ヤオコー」に共同出荷で野菜を出荷しています。この日はありくんが担当でした。
こちらが集荷スペース。
搬入のようす。
ビスカヤ・フレッシュのスタッフは出荷システムについて熱心に聞いていました。生産者同士がインターネットで連絡を取り合いながら共同で出荷している、ということに驚いていたようです。
移動の車内では「10年後はビスカヤの農家も車を持って自分で出荷しているかも!」と盛り上がっていました。ビスカヤの山道を白い軽トラが走る姿を皆で妄想。
続いて、わたなべ豆腐さんへ、バイオガスプラント用のおからをもらいに行きます。ありくんはこれを「バイオガスプラントのえさやり」と表現していて何だか面白かったです。
豆腐屋さん併設の直売所に大きく貼りだされた生産者の写真を見て、生産者3名(写真右手)はやや複雑そうな顔つき。ビスカヤでこういうふうに写真を貼ったら消費者からどんな反応が返ってくるのか気になります。
バイオガスプラントを前にして、プラントの構造に興味を示すスタッフと、プラントの横で乾燥中の小豆が気になる生産者。うまい具合に役割分担ができて、今のビスカヤ・フレッシュが成り立っているんだなと気付かされます。
二つ目に見学した畑では、作付計画等熱心に質問していました。
皆徐々に緊張がほどけてきたようで、ここで集合写真。生産者のひとりが「彼の雰囲気はフィリピンの農民に似ている。唯一の違いは車を持っていること」と話してくれました。すっかり心をゆるしたようです。
午後は、農作業。
まずは大根の間引きと草取り。「日本でも手で草取りをするのか」と関心していました。
ここで、初めて三角ホーを目にし、その便利さの虜になる生産者2名。さすがに手慣れたもので、あっという間に使いこなしてしまいます。
結局、小川町で3本の三角ホーを買っていきました。
続いてニンニクの植付。紙マルチを敷き、ニンニクを一房ずつ埋め込んでいきます。
暗黙のうちに役割分担ができてささっと作業をこなす姿に、さすがいつもやっている人は違うなあと私自身とても感銘を受けました。
夕方で作業は終了。
この日は生産者3名がいつになく饒舌で、自分たちのことを沢山話してくれました。
特に牛耕の話では盛り上がり、「ビスカヤに来たらどうやって牛を訓練するか教えてあげる」という話に。また、改修中の古民家を見て、「日本の農家もビスカヤの農民と同じように自分で何でもやるんだな」と、自分たちの暮らし方にひとつ自信を得たようにも見えました。
この日の夜は、小川町の有機農家のみなさんとの交流会でした。
こちらはまた別に掲載します。
結局この日もアイデアが止まらず夜12時まで語ることに。。
いつもと違う環境での会話はとても新鮮で刺激的です。ビスカヤでもこういう脈絡のない語り合いの場を設けられたら面白いかもなあと思ったのでした。
(4日目へ続く)
(花)




