東日本大震災から一年が経ちましたね。
何と言ってよいか月並みな表現になってしまい心苦しいのですが、
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、ご冥福をお祈りしております。
あの日、私がいる関東でも大きな揺れを感じ、恐怖を覚えました。
ちょうど母と妹、甥っ子もうちにいて大騒ぎでした。
近所の人たちも道路に飛び出してきて、子供を抱えながら座り込んだりしていました。
電線は大きく波打ち、余震のたびに聞こえる地鳴り、携帯やＴＶから聞こえる緊急地震速報に
カプリもムギも当時いたにゃんこもひどくおびえていました。
相方や身内、友人の安否も連絡を取るまでに時間がかかり、不安で仕方なかった。
大きな地震が来るであろうことは頭の片隅にあっても
まさかそれが「今」だなんて。
しかもあんなに大きな「津波」を目にすることになるなんて。
ＴＶの画面からは信じられないような映像が流れ、刻々と伝えられる被害に呆然としたものです。
安全神話の崩れた原発。逃げることもできない現状。何が起きているのかわからない不安。
仕事先では商品が無くなり、入荷も先が見えず、客からも八つ当たりされ、停電に振り回され・・・
買い物に行ってもありとあらゆるものが品薄、家庭の水道水ですら安心して飲めない。
時間が経つにつれさまざまなことがわかってきて、毎日のようにＴＶから流れるニュースに涙し、恐れ、怒り・・・
何よりも無力感に苛まれました。
一年たった今も、あのころのことははっきり覚えています。
震災とは本当に突然です。
我が家はキャンプ好きで、灯りの確保や暖の取れるものなど、多分よそのご家庭よりも備えはありました。
ですが、そんなにわか準備では足りませんでした。
あれから、少しだけ備えを強化しました。
でも、時と共にどうしたってその意識は低くなってしまいます。
今日、世の中では震災に関するいろいろな特集が組まれ、情報が出てきていますね。
もう一度、あのころを思い出してしっかりと見直さなくては。
それが、自分だけでなく誰かの為になるかもしれないし。
そんな中、わんこの備えがムギの分だけになった変化がやはり哀しいです。。。。。。