【規則】
音楽学校に入学して、あっという間にみるみる痩せた
それほどまでに身体も心もびっくりしたんだと思います。
なんといっても、山奥の、規則もない、チャイムもない、制服もないというような学校から、正反対の、時報を聞いて生活して、規則を山ほど覚える生活に一変したんですから。
自身の講演会などでも2つの学校の違いなどについてよく聞かれますが、規則や自由について、どちらがいいとか悪いとかを判断するつもりはありません。
しいていうなら、私の人生にはすべて必要だったということだけです。
両極端かもしれないけれど、どちらも体験できたからこそ、今の私の子供たちへのかかわり方ができています。
そして、この先に深く考えることが起こったことも、心について考えるきっかけになったので、やっぱりよかったと思っています。
経験に勝るものはない。
しんどいこと、立ち直れない事、生きている意味って…とまで考えることがあったから、今、生きていてよかった。そう思えていて、
一人でも多くの人が今生きていて幸せだなと思ってもらえるように、私も生きていきたいと思っています。
入学始めは、まずこれを覚えてきてくださいという莫大な量を覚えるところから🙄
そういった物事の覚え方をした事がない私は、誰よりも覚えるスピードがおそく、初めて周りの子達とか違いというものに気がつきました。
こうして、違う環境にいかないと、それまでの自分や、他の人たちの暮らし方について考えることもなかったのですが、
「え!みんなにとってはそんなに難しい事じゃないの?」と焦りを隠せずにいました。
ここでは、私は私。ペースが違ってそれでいい。
なんてことはなかったです😂
まさに団体生活。協調性。同調性を求められていたように思います。
全ては宝塚大劇場の舞台に立つため。
その大きな目標に向かってただひたすらに、お掃除と、芸事の学習に励んでいました🤭
まさに郷に入れば剛に従いました🙇♀️
規則書に書いてあることは、その時は大変大変!!と思っていたけれど、振り返れば、人として、舞台人として学ぶべきことも多く、それを最初は規則として捉え、覚え、実践することによって体に染み込み、自然とそのように身体が動くようになっていました。
挨拶をしましょう。→これについて何個も細かい規則がある
お掃除をしましょう→これについても書き切れないほど細かい事がある
時間は守りましょう→ここは、命懸け😂でもね。これやっぱり大切ですよね。
その時はやらされている、なんでこんなことを。なんでおこられるのか、なんで謝っているのか。なんでなんで…と思っていましたが、
後に舞台人として、社会に出るまでのステップだだたんだなと気づきました。
世界は一人で動いているわけじゃなくて、たくさんの人がいる。
自分一人が自分勝手に何をしていいわけでもなく、
誰かを知らないうちに傷つけて生きていくのも悲しいこと。
そしてできれば、最低限のマナーの上に自分とはという生き方が広がっていけばいいかなと思います😌
なので、音楽学校では、知らなかったことを学べました😂
でもここで、一つ仮面を被ったのも事実です。
なんとかしてここを乗り越えないと。
何も疑わずに毎日生きることだけに必死で、宝塚の上下関係というものを知り、特に音楽学校では先輩がとりあえず全てでした。
先輩の言うことは絶対だし、逆らうなんてありえないし、理不尽な事にも意見することはありません。
これってよく社会にある風潮ですよね。
それが当たり前。
耐えて当たり前。私一人の意見なんていらないんだ。
そんな思考に陥ると、なかなか自分というものを見つめるのは難しいですよね。
私は、あの環境で、先輩に好かれる事だけが全てでした。なんとかして認められたい。好かれたい。怒られたくない。
見捨てられたら困るという思いの中ついていってました。
でも、
先輩も人間だし、親でもなければ、神でもないんです。少し早く学んでいた人なんです。
だから、間違うこともあるし、言う事が全て正しいわけではない。
そこをお互いに理解し、人間なんだから、全て完璧じゃないよね。お互い学び合いながら成長しよう。
と思い会えていたら、憎んだり傷つけあったりする事は少なかったんじゃないかなと思っています。
プライドだったり、負けん気だったり、自身のコンプレックスだったり、非をみとめると崩れるような気がしたり、見下されてるように感じる。とか。色々な理由があると思います。
どんな理由があっても、誰かを傷つけていい理由にはならないし、他人をコントロールしようとしても、難しいということです。
私はここで生き抜くために、好かれるための自分を作りました。
なんとか相手を怒らせない、自分も傷つかないために。
それって。すごく疲れるんですよね😳
でも意外とそんな風に生きてる人は多いんではないでしょうか?
じゃあどうしたらいいんだ!
ということで、解決方法の書いてある本は多々ありますが、色んな方法を試して、自分の今の環境にあった乗り越え方に挑戦するといいかと思います☆
まず第一は、その環境を離れるということ。
難しいですよね。なかなか。色々背負っているし、そんな無責任な!となりますね。でもこれもひとつの方法です。
次は、相手を変えないで、自分が変わると言う事。
これもなかなか。😂でもね、相手を変えようと思っても何考えてるか分からないので、そこに労力を費やすより、自分のことは自分で見えているから、変える方が取り組みやすいです😌
許すとか、見逃す、見ないふりをするのとは違います。
捉え方を変えるということです。
アプローチの方法や、使え方、などなど。
次は、起こることに、反応しない。
これについては説明が難しいですが、
とくに、何か言われたときに
「なんでそんなこと言うんだ!」
「理解できない!」
怒りの反応ですね。
これを見なかったら、押さえ込むとその後自分がしんどいので、
あー。今嫌な気持ちになったな。
悲しいな。と、自分の気持ちを受け止める時間を取りましょう。
それから冷静に、なぜそのことを相手は言っているのか、どうしてそういう表現方法になるのか。
などを考えると、
ただぶつかり合う!!
ということもすくなるかと思います😌
ここまで、長ったらしい話でわかりにくいですよね😂
この辺りについて、またお話しする機会を作りたいと思いますので、その時にまたもっと細かく話せたらと思います😊
そしてついに劇団に入団します😳😳😳