【署名追記】マレーグマの高齢メス「ウッチー」を暴行死させた円山動物園へ意見願います。 | Circle on the other side

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動物と人間と私と・・・

2015/12/2追記
大変遅くなりましたが、今回の円山動物園ウッチー暴行殺害事件についての署名活動が立ち上がっています。
ご協力をよろしくお願いいたします。

宛先: 環境省 札幌市 北海道警察 北海道検察庁
円山動物園による虐待で犠牲になった 「マレーグマ・ウッチー」の命と生涯を決して忘れない。 動物園で飼育される動物達の『命の尊厳と安全』を守るためにできることをしよう!!
http://qq4q.biz/olCc

また、英語の動画ページを作成してくださった方もいます。
どうぞご使用ください。

English Page
The Abuse of a Sun Bear at Maruyama Zoo, Sapporo, Japan 
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【意見のお願い】円山動物園のマレーグマの高齢メス「ウッチー」
あばら骨が腹を突き破るなどの内臓を損傷で死亡 札幌市 

ウッチ―

Animal Rights Centerより転載
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円山動物公園-マレーグマが暴行死7月24日

札幌市円山動物園において、メスのマレーグマ「ウッチー」(推定30歳以上)が、同居中のオスのマレーグマ「ウメキチ」(5歳) から少なくとも20分にわたる激しい暴行を受け、翌日死亡。この同居は、繁殖を目的として6月16日から実施されたもので、ウッチーは、オス「ウメキチ」(5歳)とメス「ハッピイ」(3歳)の繁殖の補助的役割として同居させられていました。

当日の動画

動画①   https://youtu.be/EmfISAP-OMw
続き②   https://youtu.be/lIZReRCQJ6o
続き③   https://youtu.be/LAQNMQKkuMY


暴行後、ウッチーが大きくあえぎながら血だらけで足を引きずり歩いている様子が動画に撮影されています。

動画には、暴行によりすでにヘルニアが発生したためか、室内へ戻ろうにもその階段をなかなか登ることができず、その間にもオスに狙われ暴行を 受け、その後ようやく自力で室内に戻る様子が収められています。

円山動物園によると、ウッチーの同居時には常時飼育員がついており、この様子は飼育員も見ており、その上で「引き離しを行う必要がない」との 判断を下したそうです。

私どもの元へは「これは公開レイプだ」という強い怒りの声が市民から多数寄せられています。

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転載以上

動画を見て頂ければお分かりいただけるかと思いますが、
オスの熊により、メスの高齢熊が暴行を受け、必死で抵抗しているものの、力の差によりとてもかなわず、負傷させられていることは、客観的に見ても明白です。

ケガをして血が出て、まともに歩くこともできていない高齢熊ウッチー。
6月20日の同居訓練でも、ウメキチと戦い、右後ろ足を噛まれ大怪我を負ったそうです。

飼育員はこれらの一部始終を見ているにも関わらず、問題ないと判断したとのこと。
重傷を負っているのは明らかなのに、スタッフは皆治療もせずに放置していたこと。
また、「平均寿命越えたメスの熊に妊娠の可能性は無い」ことを理解しながら、「貴重な野生由来の個体だから」と繁殖の舞台に上げたという事実。

どうもおかしいです。
これらの点より以下のようなことを推測せざるを得ません。

餌代もかかり、動物園にとって負担になる高齢のメス熊を、園の利益になる若い熊2頭の繁殖のため「当て馬」として利用し、公開で始末した。

※当て馬とは本来、馬の種付けの際、その気にならない雌馬を興奮させるためだけにあてがわれる牡馬のことである。当て馬は雌馬を興奮させ、その気にさせたところで種馬である牡馬へバトンタッチとなる。


同園では、過去にも多数の動物死亡事故を起こしています。

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円山動物園での過去の死亡事故(Animal Rights Centerより)

2010年3月1日、ワラビーの「サンデー」(3歳)死亡。暖房から急に噴き出たスチームに驚いて施設内の壁にぶつかったと見られる。

2010年11月13日、エゾヒグマの「とわ」(2歳)と「カステラ」(0歳)が同じ放飼場に入ってしまい、体の小さな「カステラ」が「と わ」の攻撃に遭い、死亡。

2013年1月7日、コツメカワウソの「コチカ」(1歳)が死亡。プール内ですでに死んでいるところを発見。死亡原因不明。

2013年1月8日、シンリンオオカミの「キナコ」(13歳)が、檻越しに他の個体に噛まれ出血死。

2013年4月24日、インドオオコウモリが死亡(2012年に円山動物園に来園)死亡原因不明。

2013年9月24日、ホッキョクグマのマルルが転落(この事故以前にも飼育環境の危機管理の不備が市民から指摘されていた)

2014年5月28日、マレーバクの「トーヤ」(2歳半)屋外プール内の壁と鉄柵との間に左顎を引っかけ、溺れて死亡。

2015年5月3日、コツメカワウソの「ずんだ」(生後9カ月)がプール内の濾過取水口に右後肢を吸い込まれ溺れて死亡。

2015年7月25日、マレーグマのメス「ウッチー」(推定30歳以上)が、オス「ウメキチ」(5歳)、メス「ハッピイ」(3歳)の繁殖の補 助的役割として同居。5回目の同居の7月24日にウメキチからの暴行を受けて、翌日死亡。

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動画を見ていると、子供たちから「かわいそう」との声も聞かれています。
このような、虐待・暴行・殺害をショーのように公開させることも異常であり、子供の教育に悪影響を及ぼします。
また、2頭の喧嘩の様子を見た一部の来場客からは、同居訓練を問題し止めさせるよう意見もあったが聞き入れてもらえなかったということです。

本当に命を大切に思っているのであれば、このような事件は未然に防げたはずです。
(6/20の時点で相性が合わないと判断し、同居訓練を止める、または、水をかけて引き離すなど)
また、事故死を頻発させている事実が、管理のずさんさを物語っています。

ずさんな管理と判断(確信犯?)で、このような残酷な事件を引き起こすだけでなく、その残酷な様子を来場客へ公開するなど、命に責任を持つ動物園としてあってはならないことです。
ライオンに生きた動物を食べさせるショーと同類の酷さです。

動物園の主張する「種の保存」と称した運営ビジネスのための繁殖のため、このような悲劇が起こされています。
この事件はきっと氷山の一角ではないでしょうか。

動物園の存在意義を大きく揺るがせ、疑念を抱かざるを得ない今回の暴行見殺し事件。
(個人的には、動物を見世物にする商売に反対であり、動物園自体不要だと考えています。)
円山動物園と動物園を管理する札幌市に、みなさまからのご意見をお願いいたします。


<意見先>

■札幌市円山動物園
〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
電話番号:011-621-1426ファクス番号:011-621-1428
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics2-803.html

■札幌市
電話:011-222-4894 ファクス:011-221-4894
インターネット市政提案コーナー(市民の声を聞く課あて)
https://www.city.sapporo.jp/somu/shiminnokoe/iken/shiseiteian.html


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Animal Rights Centerより下記転載
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私たちはこの件について、下記の質問状を円山動物園に提出しています。 
http://www.arcj.org/animals/zoo/00/id=635 

円山動物園 御中

貴園における動物の飼養管理体制に関する公開質問状 

貴園では、多くの事故が起こっています。

2010年3月1日、ワラビーの「サンデー」(3歳)死亡。暖房から急に噴き出たスチームに驚いて施設内の壁にぶつかったと見られる。
2010年11月13日、エゾヒグマの「とわ」(2歳)と「カステラ」(0歳)が同じ放飼場に入ってしまい、体の小さな「カステラ」が「と わ」の攻撃に遭い、死亡。
2013年1月7日、コツメカワウソの「コチカ」(1歳)が死亡。プール内ですでに死んでいるところを発見。死亡原因不明。
2013年1月8日、シンリンオオカミの「キナコ」(13歳)が、檻越しに他の個体に噛まれ出血死。
2013年4月24日、インドオオコウモリが死亡(2012年に円山動物園に来園)死亡原因不明。
2013年9月24日、ホッキョクグマのマルルが転落(この事故以前にも飼育環境の危機管理の不備が市民から指摘されていた)
2014年5月28日、マレーバクの「トーヤ」(2歳半)屋外プール内の壁と鉄柵との間に左顎を引っかけ、溺れて死亡。
2015年5月3日、コツメカワウソの「ずんだ」(生後9カ月)がプール内の濾過取水口に右後肢を吸い込まれ溺れて死亡。
2015年7月25日、マレーグマのメス「ウッチー」(推定30歳以上)が、オス「ウメキチ」(5歳)、メス「ハッピイ」(3歳)の繁殖の補 助的役割として同居。5回目の同居の7月24日にウメキチからの暴行を受けて、翌日死亡。


■今回の事故について 

1.7月25日に死亡したマレーグマのメス「ウッチー」(推定30歳以上)は、前日にオス「ウメキチ」(5歳)から少なくとも20分の暴行を 受けていることが確認されています。暴行後、ウッチーが大きくあえぎながら血だらけで足を引きずり歩いている様子が動画に撮影されています。 動画には、暴行によりすでにヘルニアが発生したためか、室内へ戻ろうにもその階段をなかなか登ることができず、その間にもオスに狙われ暴行を 受け、その後ようやく自力で室内に戻る様子が収められています。 ウッチーの同居時には常時監視員がついていたとのことですが、ウッチーが自力で室内に戻る以前に、「引き離しを行う必要がない」と考えたの は、どういう判断基準に基づくものか教えてください。
 
2.管理者が最後に生きているウッチーを確認した時刻を教えて下さい。その際にウッチーの健康状態の異常が確認できたのか、なんらかの治療を 行ったのかどうか教えてください。

3.ウメキチとウッチーは当初から仲が悪く、4回目までにもウッチーがウメキチに右足をかまれています。にもかかわらず5回目の同居に踏み 切った理由を教えて下さい。 

4.今回の事故は、すぐにでも引き離す判断が必要であったと思われ、担当飼育員の適正が疑われます。事故が起きた後に担当飼育員への再教育、 または担当の変更を行ったかどうか教えてください。 

5. 今回のような事故の再発防止のために、どういった対策がとられるのか教えてください。 


■貴園の飼育管理方法について(マレーグマに限らず動物全般) 

1.貴園における、飼育員一人当たりの管理動物数を教えてください。 

2.繁殖のための同居を行なう際、どのような管理体制がとられているか具体的に教えてください。(監視モニター・管理者の常駐の有無、同居を 中止させる判断基準) 

3.同居を行なわせる際の、文書化されたマニュアルがあるかどうか教えてください。

4.繁殖時か否かに限らず、通常時の管理体制を教えて下さい。(監視モニターの有無、一日の目視確認回数など)

5.事故が続き改善がなされていないと考えられるのにもかかわらず、貴園では2018年秋に繁殖を目指してアジアゾウ 雄1頭、雌 2~3 頭の導入を予定しています。 一頭一頭の適切な管理ができないのであれば、これ以上の動物の導入や繁殖を廃止すべきだと思いますが、この点どうお考えかお聞かせください。 

以上。
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転載以上


参考リンク

●ウッチー、死因はクマ同士の争い 円山動物園のマレーグマ
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0162214.html07/29


下記一部転載

 国内最多となるマレーグマ10頭以上の繁殖に成功している東山動植物園(名古屋市)の玉村太獣医師は「クマ同士の相性は非常に重要。血が出るまで争うこともあり、相性が悪い場合はすぐに別々にした方がいい」と話している。(相川康暁)

転載以上

●円山動物園・マレーグマ死亡事案まとめ2015年7月25日に札幌の円山動物園で死亡した高齢のマレーグマの死因に関してのツイートです
http://matome.naver.jp/odai/2143789364574669201

●【虐待死?】国内最高齢のマレーグマの雌「ウッチー」あばら骨が腹を突き破るなどの内臓を損傷で死亡 札幌市 円山動物園
http://animal-channel.net/?p=6465


飼育不備だけでなく、この動物園自体の管理体制や体質に問題があるようです・・

謝罪や口先だけでは何とでも言えます。
今回の事件だけでなく、これまでに起きた多数の過失についても、厳しく追及されるべきだと思います。