岡本綺堂 『穴』 品川の不思議話。 | 女優・朗読家 長浜奈津子*朗読空間

女優・朗読家 長浜奈津子*朗読空間

*劇団俳優座女優・朗読家 長浜奈津子の朗読配信*

朗読公演の情報、作品関連を書いています

皆さんこんにちは、長浜奈津子です🌸


先週からリモートレッスン、対面レッスンが始まっています。
 
小説、詩など色々な作品にたくさん触れることが出来て、私自身も嬉しいです。自分がよく読んだレパートリーなどは、さらに新しい発見があって、興味深いです。

絵本を読まれる方もあります。私は随分昔ですが、幼稚園保育園を巡演して、読み聞かせをさせて頂いていたことがありました。数年に渡りましたので、かなりたくさんのお子さまに絵本を読ませて頂きました。その経験もあり、このような0歳からの絵本も、生徒さんとご一緒に読ませて頂いています。

さて、そんな日曜日。岡本綺堂「穴」を読んでいる方がいらっしゃいます。彼は、作品中に出てくる高輪や伊皿子(いさらご)の山の手あたりを実際に歩いて散策されたそうです。

『こんにちでは高輪のあたりも開け切って、ほとんど昔のおもかげを失ってしまったが、江戸の絵図を見ればすぐにわかる通り、江戸時代から明治の初年にかけて高輪や伊皿子いさらごの山の手は、一種の寺町といってもいい位に、数多くの寺々がつづいていて、そのあいだに武家屋敷がある。』


良いですね!… これを読むと歩きにゆきたくなります。作品のゆかりの場所を訪ねる… 私もそういうの好きです。

それに、大田区に住んでいたことがあって、品川のあたりもよく散歩していました。品川の宿場街のあたりの商店街なんかも好きです。

<関連ブログ>

 


お話戻しまして、そうそう「岡本綺堂」という作家さんは、シャーロック・ホームズに触発され、探偵小説『半七捕物帳』を執筆したということを、よく目にします。シャーロック・ホームズは、小学校の時分、教室の後ろの本棚に並んでいました。「まだらのひも」とか。。。探偵、推理物のわくわく感を思い出します。


この『穴』もミステリー時代劇。面白い作品です。読んでいる生徒さんも、読みの風情がとてもよく似合う方なんです。声も読みも。劇作家でもある岡本綺堂。映画や芝居をみているかのようで、面白い。綺堂の筆に、ぐんぐん魅せられます。妖しげな女の声、霧深い草むらに潜む怪しい気配。

ということで、もう少し「岡本綺堂」について知りたいと思っていたら、いらっしゃいました。純粋に「岡本綺堂」さんを愛していらっしゃる方が。和井府清十郎さん という方で、丁寧にブログを書いていらっしゃって、私は全部は拝見していませんが、気になるあたりを開いて読んでみました。…好きってすごいですね。

「綺堂じぶつ」
綺堂事物-岡本綺堂案内 Kido Project/ Okamoto Kido


明日から、新しい一週間が始まります。
皆さん、元気にお過ごし下さい。




 

˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚

 


今年もよろしくお願いします🌸


最後までお読み頂きましてありがとうございました。




 

長浜奈津子のHP =芝居と音楽と語り=


https://www.nappy-cantactriz.com/
https://twitter.com/vivi_gato

  •