強がってみる

さて、手術をして５か月くらい、周りの人はかなり痩せてしまった私を見ると、心配な顔をして、大丈夫？と聞いてくる。

５か月もたつと、なんだか心配する人の顔を見るとつらくなってくる。

だから、私はどんどん前向きになった。

たまには人を笑わせたくなってくる・・・・いーや常に笑わせることを考える。

剣道を見学している私に、「もう大丈夫？」と声をかけてくれる人たち。

心の中では、もう剣道できっこないや・・・と後ろ向きの考えもよぎったりしていたのですが・・・・

強がりの私は、思いっきり面白く・・・「これで終わりだと思うなよ～！！５０歳になったら優勝してやるからな～！！覚えてろ～」と毒のある口調で笑わせる。

おばさんの強がりはかなり面白い。

そう・・・５０代の部では、剣道をやっているおばさん人口が減るので、頑張れば勝てる気がするのだ（笑）

元気な時には、本気でそう思っちゃってるから・・・あえて口に出さず、心に秘めていたりするものである。

だけど・・・今の私は、このとことん強がりの言葉を口にして、元気アピールをした。

でも、言ったとたんなんだかその気になってくるから不思議だ。

そして、先週、私は剣道に復帰しちゃって、無理しちゃったのである。

ちょっと痛みがあったので、もう無理はしないと思うが・・・・・高血圧だった血圧が１０以上も下がっている。


体にいいような…悪いような剣道。

でも、私の中で秘めている野心が現実味を帯びて、みんなが５０歳になったら見てろ～。と私の代わりにふざけて言うようになった。

強がりは大事だ。

言ってみることで、だんだんそっちの方向を向いてくるから。・・・。


そして、とことん逆境を味わった私は、いよいよもう逆境に飽きて、心穏やかに過ごせるようになった。

なんだか、普通の生活が平和に感じてきて、さわやかな気持ちになるのだ。

長い間忘れていたこの感覚。

どんどん強がり言っちゃおう（笑）