図書館で何気なく手に取った本がスゴかった。 『密教の秘密~そこに奇跡がある~』という本。 著者は「池口恵観」となっている。 表紙は阿闍梨(恵観)が護摩行をしているうしろ姿の写真。 1ページ目からグイグイ惹きつけられてしまった。 コリャア、スゲエヤ・・ホンモノカモ・・・ 現世で法力を持った人を、一度でいいから見てみたいと常々思っている。 ギボアイコ ミタイナヒト イナイカナー 単なる「拝み屋」さんではなくて、実際に「奇跡」を見せ付けてくれるような人ね。 この本で初めて「修験道」の存在を知った。 修験道は、山岳地帯で過酷な修行を積んで呪術や霊感などを得る宗教である。 ソウイヤ 山伏 トカッテ コトバヲ キイタコトガアル・・ 池口恵観は、500年続いた修験道の家系に18代目として産まれた。両親によって、小学校4年生までに全ての行を仕込まれたという。 その結果、護摩・祈祷によって人の病気を治したりする力や、いろいろな奇跡を起こす力、霊感、人を呪い殺したりする力までを得た。 シュゲンドウ ト ミッキョウ ノ ミックス ダーネー とにかく荒行に荒行を重ね続けてきている人である。 まだ、1冊の本しか読んでいないけど・・ 読んだ限りでは、ヤバイ感じはあんまりない。 人間らしいところを、たくさん感じる。 「人を呪い殺す術を自分の代で根絶やしにするか、あるいは信頼のできる弟子ができたら伝授していくか・・」などと悩んでいたりする。 呪詛の術を知らないと、呪詛にかけられた人を助けてあげることができないんだそうだ。だからやっぱり伝えていかなければならないという。ヘタに「拝み屋」さんがお経なんかをあげたりすると、ますますその人が苦しむことになるんだって。 ソリャア コワイワーー・・ お金についても、それほど執着がない。 正直、私ら凡人は「で、いくら取るの?」ということをすぐに考えてしまうけど・・。 ヨクナリタイ ケド カネハ ナイノヨー・・・ッテイウカ、カネガ ナイカラ ツライノヨー お布施なんかも、「いくらでもいいよー」ってな感じ。 大体、自分では中身を覗いたことがないらしい。 お金が無い人は、たとえばお寺の掃き掃除をしてくれるとか・・そんなことでも立派なお布施ですよー、と言う。 いくらすごい人でも・・一般市民からあんまりお金取っちゃったら、信者がいなくなるもんね・・。 んで、恵観さんがおわす鹿児島県の最福寺のHPを見てみた。 http://www.saifukuji.or.jp/ これがすごい!「ネット護摩行」のところをクリックすると超迫力のある音声が流れてきた! コワーーーーーーイ しかも、ビデオまである! マルデ コナミ ミタイネ・・ きっと信者さんに、記録好きがいるのだろう。 http://www.saifukuji.or.jp/main-p/sfj-video-library/aoba-h15-7-25-2.ram 手前にいるお坊さんの汗がすごすぎる・・。 最福寺には、超巨大な弁天様もいるらしい。 ミテミテーナ でも鹿児島はちょっとやそっとじゃ行けないな・・ ・・と思ってたら江ノ島に別館が・・。 「江ノ島大師」である。 ホッ・・チカクニモ アルノネ・・ んで、7月に江ノ島で護摩行が行われるそうなので、参加してみようと思う。恵観さんがやるみたいだし。 ホンモノの護摩行を見てみたい。 自分たちも長時間真言を唱えたりするから、楽ではなさそうだけど。 マタ コエガ ツブレタラ・・・ センセ、ゴメンナサーイ!!