2023年12/31【693】good 難易度4
日本史と言えば!
厩●王子は実はホモで超能力者だった、徳川埋蔵金は日△東★宮の下に眠っている、程度の知識(ただの都市伝説)しかない私が【一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書】とやらを読んでみたらどうなったか。
はじめに、大変申し訳ないのだが(誰に謝っているのか)私は日本史にはつゆほどにも興味がない。
チョンマゲチョビヒゲのテストステロンムンムンな武将達が
「うぬは儂が成敗してくれるわい」
とか、もう全然、どうでもいい(一体何の話??)。
一方で、高校受験を控えている娘には
「興味がないと思ったら頭に入らないから無理にでも興味を持ちなさいっ!」
とエラソーに命令している私である。
そんなときに『絶対に忘れない日本史』ときた。
絶対?言ったね?
ホントに絶対に忘れないね?
ねぇ、ねぇ、ねぇ!!! ←脅迫
よーーーーし。
そんならいっちょ読んでやろうじゃないの。
娘よ!
興味のない本も興味を持って読んでいる母上の姿を、横で見ているがよいっ!
…というわけで読んでみたのであるが。
うーーーむ。
結論から言えば当たり前だけれども、一度読んだくらいでは忘れないわけがない。
そっか、だってこの本『教科書』なんだもんね。
教科書一冊に目を通したって頭に入るわけないよね。
こういうものは手元に置いて考え整理しながらじっくり読んで頭に入れるものだよね。
というのが感想である。
確かに公立高校教師YouTuberだという著者の言う学校で使う教科書の分かりにくさや、それで結局暗記中心となってしまい歴史の面白さが味わえないという意見には納得である。
それゆえ、教科書的堅苦しさのないフランクな語り口と、一つの大きな物語として途切れることなく脈々と続けられてきた日本の歴史が時系列に沿ってただひたすらダダダーーーーと書いてある本書を、人読んで「歴史の流れが分かりやすい」と言うのだろう。
確かに分かりやすかったかもしれない。
だがとにかく流れが早すぎて、だって縄文時代から現代までたった一冊だよ、一体何人出てくるよ?
ページを捲るたびに入れ替わり立ち替わり色んな人が出ては消え、大河ドラマ数年分を5倍速でイッキ見してしまったような疲労感があった。
はーーツカレタ。
まぁそれは単に私が日本史に興味がないからなのかもしれないが、少なくとも本書は一週間程度で読むべき本ではないことだけは間違いない。
いやまてよ?
もしかすると流れだけはワンチャンしっかり頭に入ってたりするかもよ?
意外とマークシートなら高得点いけるかもよ?
とここで疑問が湧いてきた。
なぜ私は日本史に興味が持てず、なぜ世界史を好むのだろう。
心当たりといえば『日本史には女性が登場しない』、これではないだろうか(あとは『チョンマゲ』だな)。
私はこれまたつゆほどもフェミニストというわけではないのだけれど、本書で女性の名前が登場したのは感覚的に全登場人物中1~2%程度(女性天皇二人?と北条政子くらい?)ではないだろうか。
ひたすら男性しか登場しない。
もしかするとそれは本書の性質や男性社会という日本の文化?と関係があるのかもしれないが、とにかく右を見ても左を見てもチョンマゲばかりなのだ。
それに比べて世界史はどうだろう。
シーザーにはクレオパトラ、ルイ16世にはアントワネット、ナポレオンにはジョセフィーヌである。
アン女王にエリザベス女王。
右を見ても左を見ても、愛憎渦巻く政略結婚とフリフリドレスである。
楽しい~♡
とにかく。
日本史、まぁまぁ面白かったけどぉ? ←上から目線
徳川家康のいちゃもんの付け方が小学生レベルで面倒くさいとか(なんか鐘の話)、北朝鮮が「日本人野郎を何人殺しましたか」なんて教科書を使う理由もわかった気がするし、伊藤博文のテストに出る感オーラが半端ないとか、色々勉強になったよ。
それでもまだまだ私なんて
『牛若丸 水戸黄門 一休さんの将軍 誰』などと検索するレベルである、これがもし歴史を絶賛勉強中の中高生だったら感動ものの分かりやすさなのかもしれない…
というわけで、早速『トイレ文庫』またの名を『母から子供たちへの「この本いいから読みなさいよ」という無言の圧力文庫』に一冊寄贈しておこうと思う。
日本史と言えば!
厩●王子は実はホモで超能力者だった、徳川埋蔵金は日△東★宮の下に眠っている、程度の知識(ただの都市伝説)しかない私が【一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書】とやらを読んでみたらどうなったか。
はじめに、大変申し訳ないのだが(誰に謝っているのか)私は日本史にはつゆほどにも興味がない。
チョンマゲチョビヒゲのテストステロンムンムンな武将達が
「うぬは儂が成敗してくれるわい」
とか、もう全然、どうでもいい(一体何の話??)。
一方で、高校受験を控えている娘には
「興味がないと思ったら頭に入らないから無理にでも興味を持ちなさいっ!」
とエラソーに命令している私である。
そんなときに『絶対に忘れない日本史』ときた。
絶対?言ったね?
ホントに絶対に忘れないね?
ねぇ、ねぇ、ねぇ!!! ←脅迫
よーーーーし。
そんならいっちょ読んでやろうじゃないの。
娘よ!
興味のない本も興味を持って読んでいる母上の姿を、横で見ているがよいっ!
…というわけで読んでみたのであるが。
うーーーむ。
結論から言えば当たり前だけれども、一度読んだくらいでは忘れないわけがない。
そっか、だってこの本『教科書』なんだもんね。
教科書一冊に目を通したって頭に入るわけないよね。
こういうものは手元に置いて考え整理しながらじっくり読んで頭に入れるものだよね。
というのが感想である。
確かに公立高校教師YouTuberだという著者の言う学校で使う教科書の分かりにくさや、それで結局暗記中心となってしまい歴史の面白さが味わえないという意見には納得である。
それゆえ、教科書的堅苦しさのないフランクな語り口と、一つの大きな物語として途切れることなく脈々と続けられてきた日本の歴史が時系列に沿ってただひたすらダダダーーーーと書いてある本書を、人読んで「歴史の流れが分かりやすい」と言うのだろう。
確かに分かりやすかったかもしれない。
だがとにかく流れが早すぎて、だって縄文時代から現代までたった一冊だよ、一体何人出てくるよ?
ページを捲るたびに入れ替わり立ち替わり色んな人が出ては消え、大河ドラマ数年分を5倍速でイッキ見してしまったような疲労感があった。
はーーツカレタ。
まぁそれは単に私が日本史に興味がないからなのかもしれないが、少なくとも本書は一週間程度で読むべき本ではないことだけは間違いない。
いやまてよ?
もしかすると流れだけはワンチャンしっかり頭に入ってたりするかもよ?
意外とマークシートなら高得点いけるかもよ?
とここで疑問が湧いてきた。
なぜ私は日本史に興味が持てず、なぜ世界史を好むのだろう。
心当たりといえば『日本史には女性が登場しない』、これではないだろうか(あとは『チョンマゲ』だな)。
私はこれまたつゆほどもフェミニストというわけではないのだけれど、本書で女性の名前が登場したのは感覚的に全登場人物中1~2%程度(女性天皇二人?と北条政子くらい?)ではないだろうか。
ひたすら男性しか登場しない。
もしかするとそれは本書の性質や男性社会という日本の文化?と関係があるのかもしれないが、とにかく右を見ても左を見てもチョンマゲばかりなのだ。
それに比べて世界史はどうだろう。
シーザーにはクレオパトラ、ルイ16世にはアントワネット、ナポレオンにはジョセフィーヌである。
アン女王にエリザベス女王。
右を見ても左を見ても、愛憎渦巻く政略結婚とフリフリドレスである。
楽しい~♡
とにかく。
日本史、まぁまぁ面白かったけどぉ? ←上から目線
徳川家康のいちゃもんの付け方が小学生レベルで面倒くさいとか(なんか鐘の話)、北朝鮮が「日本人野郎を何人殺しましたか」なんて教科書を使う理由もわかった気がするし、伊藤博文のテストに出る感オーラが半端ないとか、色々勉強になったよ。
それでもまだまだ私なんて
『牛若丸 水戸黄門 一休さんの将軍 誰』などと検索するレベルである、これがもし歴史を絶賛勉強中の中高生だったら感動ものの分かりやすさなのかもしれない…
というわけで、早速『トイレ文庫』またの名を『母から子供たちへの「この本いいから読みなさいよ」という無言の圧力文庫』に一冊寄贈しておこうと思う。