先日、2009年公開映画【剣岳/点の記】を
アマゾンプライムで鑑賞。

我が●山県にある剣岳の映画
前々から気にはなっていたものの、
「つまらない」との噂を
方々から聞いていて
なかなか鑑賞する機会がなかった。

この度
アマプラ見放題終了間近ということで、
ついに鑑賞に至る。←ケチ

結論から言うと、
数年間に山ガール(?)デビューを果たし、
映画にも登場する
室堂だの浄土山だのに幾度か通い、
地理も山の恐ろしさも
一応は体験してきたためか、
めちゃめちゃ面白かった。

加えて私の場合、
科学史好きなことも相まって、
地図を作る・測量をするという視点からも
ポイント高しである。

アーンド!

本作品、
クラシックの弦楽曲が
全編通して使われており、
バイオリンを習っている者としても
非常に興味深かったのである。

聴いたことはあるものの
曲名がわからない、
という曲がいくつかあったが

♪バッハ作曲《(G線上の)アリア》
♪ヴィヴァルディ作曲四季より《冬》
♪誰か作曲《サラバンド》←たぶん

などなど。 ←そんだけかいっ
残念ながら
エンドロールに使用曲は出てこなかった。
演奏は仙台フィルらしい。確か。


「あーこのシーンに合うわ〜」
とか
「このシミジミとした演奏よ」
とか
「ココでこの曲持ってくるセンスよ!」
などなど、
ストーリーとは別に感想を抱きながら
観賞を楽しめた。


またこちらもつい先日
クリストファーノーラン監督
【オッペンハイマー】
を映画館で観賞。

BGMで流れる
不安を煽るバイオリンの16分音符(32?)。

スピカート!さすが上手いねぇ!
只今絶賛練習中のスピカート。
どうしても手首から先が固まっちゃうのよね
アップダウンで均等にならないし。
うーむ、難しい。
トレモロも真珠の粒のように
なんとも美しい。。

…と、映画半分そっちのけで聴覚に集中。


ヘンに知識があるばかりに
BGMが気になって
幸か不幸か映画に集中できないなんて。

とはいえ。
映画の見方にバリエーションが出るのは、
映画観賞を
より複雑にしてしまっているという点では
どうなのだろう。

悪いことではない気はするのだけれど。

良いか悪いかのどちらかでは
ないのかもしれない。