2022年11/29【592】普通 難易度3

努力しない。気楽にやる。軽々とやってのける。
『エフォートレス』にはそういう意味があるらしい。

なぬ?
それは私が日々常々追い求めていることではないか!
ということで読んでみた、大ベストセラー【エッセンシャル思考】の第二弾。


【エッセンシャル思考】には『やりたくないことは無理にやる必要なし』ということが一貫して書いてあったように記憶している(違うかな?)。

そして本書のススメは『自分のやりたいことは、楽しくやろう』。


努力と根性が唯一の方法ではない、どうしたら楽にできるか思考の癖を変えて、他のやり方を考えてみる。
「困難な仕事をなんとしてでもやり遂げる」→「どうやったらこの仕事が楽になるか」

自分ではどうしようもないことに悩まず、まずは現実を受け入れる。
雨の日にできる最善のことは、雨を降らせておくことだ。

パフォーマンスの低下を防ぐため、心と身体をしっかりと休ませ疲労を避けよう。

はじめから完璧を求めず、恥を恐れず良い失敗をたくさん積み重ねよう。
トライ&エラー&フィードバック!

問題の芽が出て苦労するまえに、問題の種を撒くのを止めよう。



…とまあ、個人的には何度も他の本で触れてきた内容ばかりで特に真新しいことは書いてなかったな、というのが正直な感想。
Amazonではかなりの高評価ではあったが。


あえて厳しいことを言えば、本書には具体的な例え話がたくさん載ってはいるのだけれども、動画のコメント欄にありそうな「私もこんなことがあったけどこうなりました~」的薄い例え話ばかりで、「ああそうですか」としか感想が抱けなかった。
ここは「むむむ確かに」と唸るような逸話が欲しいところである。


私も書類を作成するときは、フォントだの余白だの色だの、どーーでもいいヘンなトコロにばかり多大な時間をかけてこだわってしまう傾向にあるので、「そんなことに時間を費やすことは無駄な行為である」と肝に命じたい、と本書を読んで思った。


『努力を最小化して効果を最大化する』なんて、たいそう立派ですごそうな秘策が書いてあるように表紙を見ると錯覚してしまうけれど、まぁ要するに「難しく考えないでより楽にやる方法を探そうよ」的なことが書いてある本でした。

ちなみに【エッセンシャル思考】も自己評価は『普通』。
このシリーズ、装丁が上手いんだわ。


🌼コメント宜しくお願いします😊🌼