難易度3
正解率12%の問題。
バット一本とボール一個で1,500円します。
バットはボールより1,000円高いです。
ボールはいくらでしょう?
詐欺師達は、なぜ明らかにそれとわかるくっだらない詐欺メールを未だに送り続けるのか。
ヴァン・ヘイレン(80年代最強のロックバンド)のおやつに『m&m’sの茶色』を出してはいけない理由は?
某企業では、本採用前に辞めるとボーナスが出るって本当?
ひどいワインばかりを選んだはずなのに栄誉ある『ワイン・スペクテーター優秀賞』(モンドレセクションみたいものかな)に選ばれてしまった。
そんな「なんだそれ?」って話がいっぱい出てきて何度も何度もアハ体験をしてしまう【ヤバい経済学】シリーズ第3弾。
行動経済学というの?
人がその行動をとる裏にある理由はなんなのか?
そこから発展し『先入観に囚われず物事をちょっと違う角度から見てみよう』というのが本シリーズのテーマ。
そうすることで物事の裏の姿が見えてくるよ、物事にはこんな心理やあんな心理が深く関わってるんだよ、って話がたくさん出てくる。
本書もとにかく終始「へぇ~へぇ!!」と興奮収まらず。
特に今回は、前作からの壮大な大どんでん返し、前作から数年(私の場合は3ヶ月)の時を経て暴かれる、著者らの仕掛けた大河ドラマならぬ大河トリック《テロリストをあぶり出す話》には思わず感嘆の声を上げてしまった。
本で、こんなことやっちゃうんだ…(拍手)!!
さらに今回は、前二作と比べ数字もあまり出てこないし、食い入ってしまうトンデモ物語の内容もずっと取っ付きやすくなっている。
交通事故で相手を怪我させた後にわざわざ引き殺すのは、何故?
なんで過酷な生活を送っている人より、豊かな暮らしをする人のほうが自殺率が高いの?
大気汚染を防ぐ作戦が汚染を拡大してるって、知ってた?
気候変動に関心のない人が多いのは、単に理解が追い付いていないおバカさんが多いからなの?
それらのトリックが、
なんともまぁエレガントに暴かれること!
スカッとスカッと~!
またアメリカで活躍中の日本人早食いチャンピオン・コービーこと小林尊の話では『ゼロベース』で考えて問題を正しく捉え直す話に目から鱗が落ちたと同時に、アメリカ人のネーミングセンスに何度も吹かされた。プププッ!
さて冒頭の問題。
バット一本とボール一個で1,500円します。
バットはボールより1,000円高いです。
ボールはいくらでしょう?
答えは500円ではありませんよ。
250円ですよ。
(うちの親子は全員間違えた。)
この話は『気候変動に関心のない人が~』の話に繋がっていく。
気になる人は本書をどうぞ!
🌼コメント宜しくお願いします😊🌼