話はほんのちょっと遡って…
side-sをちょこっとだけ。
スンギのひとり言…
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俺の彼女になってください
俺の言葉が信じられないという顔で、目を丸くしたよね。
そんな君を見て、思わず笑ってしまった。
俺が放つ言葉のひとつひとつに驚いて、
しまいにはエレベーターの中で座り込んでしまって…
腰が抜けたって…
思わず笑ってしまったけど、座り込んだ君と目があった瞬間、
俺がどんな気持ちになったかなんて知らないよね。
目の前に君がいる。
その瞳の中に映る俺の姿が見えるほど近い距離にいたら、
俺は急に君を抱きしめたくなって…
何考えてんだ~だよね。
いきなりすぎるよね。
たった今、気持ちを告げたばかりなのに。
そう思ったのは事実だから偽れない。
でも、あの瞬間そんなことを考えてしまったことを、
目の前の君に見透かされそうで、俺は慌てて取り繕ってしまったんだ。
平然としていたのはフリだけで、本当はドキドキしてたんだ。
…なんて、絶対に言わないけどね。
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クールに振舞っていたスンギくんの胸の内。
平然としているように見えても、実はちっとも平常心じゃなかった…んですよね。
その8へつづく