何も考えずにいる事はなかなかできないと感じている人はとても多いかもしれません。なぜならば、エゴの自分は『考えないでいる事』を納得しないからです。エゴの自分は常に自分がコントロールする必要があると考えていますし、エゴの自分は自分自身を守る必要があると考えています。
ですから、エゴの自分は何も考えないでいる事がとても苦手です。なぜならば、何も考えずにいる事はエゴにとって自分自身を消し去る事に繋がるからです。つまり、『死』を意味している事になります。よって、エゴの自分は恐れの視点から様々な”想いや考え”を投げてくるようになります。
瞑想する時に雑念が払えないと言う人がいますが、エゴの自分が恐れを手放せないでいるから意識をリラックスする事ができないのです。そういう場合は、エゴの自分に単調な仕事を与えてあげます。例えば、自分の呼吸の動きにフォーカスする仕事を与えたり、ヒーターの音にフォーカスする仕事を与えたりすると、雑念を抑える事ができるようになります。