人生は、数学者が定理を立証するように、貴方の現実=貴方の信念、という分かり易い方程式が成り立っているのだと、バシャールは話します。詰まり、貴方の現実は100%貴方の信念を立証している世界、というわけなのです。貴方の夢を例えば、”家”として例えると、信念+感情+思考は、信念を建築設計図、感情を建造者、思考を建材、という風に例える事が出来ます。感情である建造者が怠け者だったりすると、家をきちんと建てる事は出来ませんし、時間がかかって仕方がありません。また、思考である建材が粗悪品では、頑丈な家(夢)を決して建てる事は出来ないだけでなく、例え家が建ったとしても、少しの歪みでガラガラと崩れ落ちてしまいます。
このようにブループリントである建築設計図は、貴方の夢を建てる際に、極めて重要な役割を持っている事が分かります。詰まり、精細な建築設計図を用いて、元気一杯な建造者が高品質な建材を使う事で、立派で頑丈な家(夢)を建てる事が出来るのだと、バシャールは説明しています。
例えば、”目指すものは容易に手に入らない”という信念は、何事も失敗を繰り返す事でやっと欲しいものが手に入る、という意味と捉える事が出来ます。従って貴方の引き寄せる現実は、忍耐を要する世界となり、途中まで建てて、もう一度建材を剥がして建て直したり、または、外気が20度前後で快晴で、道具は高級品を使用、という具合に”こだわり”が多過ぎて足止めを食らってしまったりと、進むべきペースが貴方によって乱されてしまう事を意味しています。
貴方の”今”の人生を”感情”を用いて表現してみてると、意識していなかった事実が明るみ出るようになると、バシャールは話します。例えば、”寂しい”と感じているならば、貴方の信念に“寂しさ”の信念がハバを利かせて存在し、それが現実界へと立証されている、という事が理解出来るのです。