バシャール:バシャールの小話 | the PLANET from NEBULA

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〜スターシード達へ〜

ササニ文明の文化は、地球に存在する文化を、そのまま引き継いだ文化であると、バシャールは話します。その文化の1つに、”ジョーク”がありますが、バシャール達の世界で交わされるジョークは、少しだけシニカル的(皮肉的)要素が入っているのだと、バシャールは話しています。以下、バシャールの”小話”を、ご紹介致します。

ある敬虔な宗教信仰者が、自宅でくつろいでいると、車に乗って駆けつけてきた知らない人が、”洪水が起こるから、早く逃げなさい!”と、言った。そして、”一緒に安全な場所まで逃げましょう!”と、敬虔な宗教信仰者に、一緒に来るようにと促した。しかし、敬虔な宗教信仰者は、こう答えた。”私には、神様がついています。神は、私を助けに来てくれるはずなので、神の助けを待ちます。有り難う”。車に乗った、親切な人は、”そうですか。”と言って、走り去って行きました。

水がいよいよ部屋を浸水してきたので、敬虔な宗教信仰者は、屋根の上に登って必死に神の助けを待ちました。すると、猛スピードで、突進してくるボートに乗った人が、”このボートに乗りなさい。安全な場所まで一緒に逃げましょう”。すると敬虔な宗教信仰者は、“有り難うございます。しかし、神が必ずやってくるので、私は、ここで神の助けを待ちます”。”そうですか”、と言って、ボートに乗った親切な人は、去って行きました。

水が、屋根の上にまで上がり、敬虔な宗教信仰者は、屋根の一番上にしがみつきながら、必死に神様のお迎えを待っていると、ヘリコプターがやってきました。ヘリコプターに乗った、親切な人が、”ロープを下ろすので、捕まって下さい。引き上げてあげますよ”。すると、敬虔な宗教信仰者は、”いいえ、私には、神が待っています。神の助けを待ちます”。“そうですか”と言って、ヘリコプターは、去っていきました。そうしているうちに、敬虔な宗教信仰者は、残念ながら溺れてしまったのです。

天国で、神に会った敬虔な宗教信仰者は、神に詰め寄ります。”私は、貴方をずっとずっと待っていました。何故私を見捨てたのですか?”。神は、”何を言うのだ。私は、車、ボート、ヘリコプターを送ったぞ。しかし、お前は一切見向きもしなかったではないか。”と。

善悪をわきまえて、正しい行動を取る事を、道徳(モラル)と呼びますが、“大いなる全て”は、貴方の道徳的感覚や、神秘的感覚を通りこして、物質的に働きかけてくるエネルギーであると、バシャールは話します。もちろん中には、光り輝く神様が、手を差し伸べて安全地帯まで、運ぶ、といった事も起こりえるでしょう。しかし、エネルギーは、一番流れ易い方法で流れる方則があります。よって、物質界に住む私達には、物質的なアプローヂで、私達にヒントを与えてくれているのだと、バシャールは、話します。毎日が、ミラクルで奇跡なのです。奇跡は、”~であるべき”、という概念を捨てれば、より多くの奇跡を感じる事が出来るでしょうと、バシャールは締めくくっています。