あなたは、ZOZOTOWNの創業者/前澤友作をご存じですか?

      彼は若い頃は、音楽活動に夢中だったけど、ネット通販を始めたら

      それが時代の波に乗り、レコードやCDの販売から、アパレルの

      洋服になり、大成功しました。

      会社をソフトバンクに売却して、1,000億円の銀行振り込みの

      通帳記帳場面は、見る価値があります。

 

    

 

    

            3億円のロールスロイスを観る。

 

    

 

  小学4年生くらいに、同級生にカワガタやカブトムシを売っていたことを知る。

  商才を子供の頃から、体感して学ぶことの大切さを知りました。

  これは、『15歳のCEO』と同じです。

 

  学校の先生や学習塾の講師からは、学べない世界です。

  「教科の学ぶことを学ぶのが得意な人」と、商才は別の世界です。

 

  昔、母に「ホリエモンは、東大、中退だよ」と話したら、

  即答で「食べていけたら、大学に行かなくても良い」の言葉に驚きました。

 

 

 

         「大人になるって、どんなことだろう?」

 

            体が大きくなることも、一つ。

            年齢を重ねることも、一つ。

            経済的に自立するのも、一つ。

            思考力が、豊かになるのも一つ。

 

      この四つの組み合わせで動き出す、四輪自動車のようでもある。

 

       

 

       マリリン・バーンズ著 マーサ・ウェストン絵 永田喜訳

         『自立する子どもになろう』(晶文社1985年)

       p7 小さな大人にならないために

       p57 きみは大事なお客様

       p123 とにかくこれがかんじん

        配慮は大人と話す技術をみがこうとするならとても大事。

        これを使わなきゃ大人とのコミュニケーションはうまくいかない。

 

     p124 言葉は言葉のみにて言葉のみにあらず

 

       今、読み返しても「これが児童書なの?」と思います。

    年齢が大人でも、思考と行動と判断力は、子供のような人もいます。

       (対象は、一般的な大人の話で、例外もあります。)

      子どもたちに向けた商品のコマーシャルへの注意喚起。

      それから、 「配慮(はいりょ)」という考え方です。

      「寝ているパパを起こして、欲しいものをねだったりしない」

 

      「配慮」の考え方は、真剣に考えると難しい。

       例えば、世の中を変革する意欲は、使命感の優先で突き進む。

 

       国分康孝著『<自立>の心理学』(講談社現代新書1982年)

 

   p36 愛にも金がかかるのである。金がものいうのは地獄だけではない。

        

                           極楽にも維持費がいるのである。

 

    p39 愛をもらうだけというのは子どものすることである。

    p140 最初に勤めた職場に死ぬまでいつこうと思う必要はない。

       若いうちは、収入のことよりも、

       自分のライフワークの発見に関心をもったほうがよい。

 

     「自立」とは、人生を生きる上での考え方なんだよね。

    与えられた目標だけに夢中になっていると、息切れになることもある。

    学科の勉強だけをしていると、人生の迷子になるからさ。

    でも、迷子になったことに気づかなくても、人生は楽しめるからね。

 

     教えてあげても、「ありがた迷惑」ってこともあるからさ。

     そんな時は、経済学者ハイエクの「個人の責任の範囲」を思い出して、

     僕は、その場を黙って離れることにしています。

     自分自身の時間、最愛の人との時間に使いたいからさ。

 

      

 

  河盛好蔵(かわもりよしぞう1902~2000)著 フランス文学者、評論家

           『人とつき合う法』(新潮文庫1967年)

     この本は、人間関係について、最初に読んだ記念の1冊です。

     それまでは、自分で考えて行動する指針にしていたけれど、

     優れた先人たちの体験や思いに学びを求めました。

 

   小堀桂一郎訳・解説『森鴎外の「知恵袋」』(講談社学術文庫1980年)

       p185 独り負うべき荷(泣き言を人にもらすな)

       p188 自信(自信を失うな)

       p286 生計は夫婦の基(夫婦の基盤は一家の財政)

 

   森鴎外(もりおうがい1862~1922)は、小説家、陸軍軍医。明治の文豪。

      彼の軍医としては、脚気(かっけ)対策を思いだします。

      鴎外の小説を2冊読んだけれど、物語の記憶はありません。

          でも、この「知恵袋」は、人生訓の名著です。                     

       

 

   山田節子著 写真:林渓泉『生きるお中元お歳暮』(淡交社1999年)

 

           p12「言葉」を添えて贈る

           p98 人の情熱を贈る

          という考え方を

          これからはしたい。

 

        お中元、お歳暮、年賀状の縮小傾向を感じるけれど、

        人と人が織りなす文化として、大切な人には贈りたいと、

        僕は思っています。

 

      

 

               村上龍著 [絵]はまのゆか

         『13歳のハローワーク』(幻冬舎2003年)

 

   監修/筑波大学名誉教授 渡部景隆(わたなべかげたか1916生まれ)

         『はたらく人びと』(岩崎書店1983年)

 

     「仕事って、何だろう?」と考えたことはありませんか。

         『13歳のハローワーク』を見ると、

              たくさんの仕事で社会が動いているのがわかります。

 

       経済学者アダム・スミスの分業論です。

     でも、自分が、どんな職業になるかは、ご縁なのでしょうね。

       スポーツ選手、ミュージシャン、医師など、無数にあります。

 

         

 

     梅津和郎著『病院経営が本当に危ない』(エール出版社1998年)

 

   p36 名医が必ずしも名経営者というわけではない

       条件つきだが、医師でない者も理事長に就任できるようになった

 

   p46 平均的モデル病院で薬価収益がゼロだと月600万円以上の赤字になる

   p152 現在のシステムのままでは乱診や薬漬けはなくならない

 

         岡野宏量(おかのひろかず)著 船井総合研究所

   『繁盛する治療院の患者の心をつかむ会話術』(同文舘出版2010年)

 

   p21 会話の目的を意識しよう

   p118 治療家の患者さんへの

                  「コミュニケーション力」によるところが大きい

 

               憧れの医者になって、その先のイメージがあるでしょうか。

   ケータイで24時間の呼び出し、総合病院の勤務の過酷な世界もあります。

   働き方改革で、改善されたかも知れませんが。

     

      今、個人病院の後継者不足もあるかも知れません。

      病院経営の難しさと、対人関係能力などの技術も求められます。

 

   薬局の「あの先生は、腕は、いいんですけどね~」の言葉を思いだします。

     その医師は、とても正直で、技術も確かと思います。

     でも、病院で医師に会うのが、苦痛に思えると、精神的な負担になり、

              足が遠のきます。

 

      

 

     『東海4県 高額納税者名鑑 62年版』(中部経済新聞社1987年)

       高額納税者公示制度は、2006年(2005年度分)に廃止。

       この職業欄を見るのは、とても学びがありました。

       あの医師、あのスポーツ選手と、「凄いな~」と思ったりします。

 

      野村昌二著『129職種の年収一覧』(プレジデント社2008年)

      年収の相場がわかるけど、好きな仕事の現状の一つが理解できます。

      大卒の初任給でも、オーストラリアが月収40万円なので、

      国によっても違いがあります。

 

      昔、新入社員の頃、専務に呼ばれました。

      応接間で待っていると、

      「仕事を覚えるまでは、結婚するなよ」

      彼は、それだけを話して部屋を出て行きました。

      その時は、「?」って感じでした。

      山田専務には、今でも、心から感謝しています。

 

      

 

               杉山淳一/染原睦美著

         『誰がアパレルを殺すのか』(日経BP2017年)

    この本で、ネット通販のゾゾタウンを、初めて意識しました。

 2009年頃から、アマゾンで購入を初めて、ほとんど書店に行かなくなりました。

 

              p149の「スタートトゥデイの売上と営業利益の推移」を見て、

                とても驚きました。

 

              p164「中古で売ることを前提に新品を買う」という

                メルカリ利用者も知りました。

 

      ある幼稚園の先生が園児の服に、マジックで名前を書いたら、

      母親から「メルカリで売れなくなる」と叱られたそうです。

 

   洋服屋さんへ、「しまパト」というのもブログを読み出して知りました。

   アパレルの流れにも、ネット時代の動きが伝わってきます。

 

    田原総一郎×若手企業家著『起業のリアル』(プレジデント社2014年)

    p26 スタートトゥデイ社長 前澤友作 (1975年生まれ)

        純資産 19億アメリカ合衆国ドル(2019年)

     ZOZOTOWNの創業者の前澤氏の考え方を知りたくて、読みました。

 

           自立を考えるキッカケは、

       好きな仕事との出合いとご縁です。