小学校で絵本の読み聞かせをされているフリーアナウンサーの

       横山佳織さんに教えて頂いたヨシタケシンスケさんの新刊

      『メメンとモリ』(KADOKAWA2023年5月31日 初版発行)を

              夕食後に3回読みました。

 

       

 

         この絵本を開封した時、インクの匂いがしました。

      読みながら、本に鼻を近づけて、インクの匂いを楽しみました。

 

      「この絵本は、何歳を対象に書かれたものなのでしょうか?」

        絵本というと、小学生低学年のイメージがあるけど、

         内容的には大人の絵本のように思いました。

 

         たしかに、登場人物は低学年の子どもだけど、

         この二人の会話は、30代の夫婦としても、

           通じるような気持ちがします。

 

 

           この絵本にはページがありません。

       1枚1枚のページに、言葉、絵が問いかけてきます。

      絵本は、とてもしっかりとした作りで、豪華な感じがします。

 

         「ずっとそこにある」ってことよりも、

         「いっしょに何かをした」ってことの

          ほうが大事じゃない?

 

         この気持ちを、子供たちは理解できるのでしょうか?

         大人でも、難しい気がします。

         どうなんだろう?

 

          「それで いいんじゃないかしら。」

 

          この言葉に、とても癒されて好きです。

          理解を求められて、理解できるのだろうか?

 

          「ボクは一体、

           何だったんだろうな。」

 

     ブルーハーツの名曲「1000のバイオリン」の歌詞が脳裏に浮かぶ。

 

    

 

           思い出は 熱いトタン屋根の上

           アイスクリームみたいに溶けてった

 

          3回読んで、何かを感じようとしました。

         なんとなくだけど、気持ちが軽くなりました。

    

        いろいろな人が生きている姿を見せくれる絵本です。

          「それで いいんじゃないかしら。」

 

              2019年11月07日

 

      

 

       5歳の時、幼稚園で聴いた芥川龍之介の『蜘蛛の糸』は、

      ノーベル賞経済学賞を受賞されたハイエクの「自由の条件」を

      読むまで、僕の心は拘束されていました。

 

               2023年3月16日

 

       それぞれの「答え」を探すのに、僕は時間が必要です。

     今の時代を生きていることで、最先端科学が読み解いた意識に、

     とても納得して感謝しています。

 

 

   p60 願望がかなわないときは 意図の物理量が足りていない

   p129 意識は私たちの外にある、という驚きの真実から見えてくるもの