今朝、ウォーキングのあと、

    国際感染医学・免疫学の権威だった安保徹教授の本を開きました。

    『免疫革命』(2003年)は、20年前に読んだ本でした。

    「ミトコンドリアについて、書いていないかな?」と思いつつ、

    本のページを開いた2回目に、「マクロファージ」の文字が目に

    飛び込んできました。

 

 

       

 

     YouTubeの動画で、いろいろとマクロファージの形が違うことに、

     「なぜ?」の思いがあったけど、これについても解説がありました。

     研究者たちは、それぞれの部分で形が違うので、同一のものとは

     考えていなくて、それによって名前の違いがあったそうです。

 

    

  

    

   

 

     p214 マクロファージが白血球の元になった

     (病理学者たちは…)

     マクロファージが形を変えて、いろいろな場所に存在しているとは

     思っていませんでした。

     さらに、じつは、マクロファージは、存在している組織によって

     それぞれ特有の形になるのです。

 

     たとえば身体の上の方から順に見ていくと、脳にいるマクロファージは

    グリル細胞とよばれるし、肺にいるマクロファージは肺胞マクロファージ、

    肝臓にいるマクロファージはクックバー細胞とよばれます。

 

 

 

 

    20年前、このことを読んでいても、まったく、意識していなくて、

    記憶にありませんでした。

    今年、1月20日に、マクロファージが、細胞内の異物を貪食する映像

    を見てから、いくつかのマクロファージの映像を見たけど、形が違うので、

    「何だろう?」との疑問が、これによって解明されました。

 

    

 

    安保教授は、癌はミトコンドリアの働きで消えると伝えています。

    日本には、ノーベル賞級の研究を評価できる人がいないと、何かで

    読んだことが思いだされます。

    ノーベル賞級の科学が評価できたのは、長岡半太郎が思いだされます。

    物理学者の湯川秀樹を、ノーベル委員会に推薦されたのは長岡です。

 

 

    癌が消えるアポトーシス作用は、ミトコンドリアを活性化させることで、

    白血球の細胞に含まれる5%のマクロファージが、細胞内の癌や異物を

    貪食する免疫力で元気な正常細胞にしてくれているようです。

 

    ナノフコイダンとアミノレブリン酸とアスタキサンチンの三位一体で、

    癌が消える可能性が読み解けたように思う。

 

    ひとつの大きな壁として、抗ガン剤と放射線治療で、ミトコンドリアの

    働きが危機的状況にあると、マクロファージへの期待は難しくなる。

    希望的には、一人で歩ける状態であると、ミトコンドリアへの期待感は

    高まるように考えています。

 

    時間的には、6カ月を推測しています。

 

    p134 ガン治療中の注意

    第二に、ガンの検査を頻繁に受けすぎない。ということが重要です。

    ……、免疫能が上昇してくるまでには最低でも、一、二カ月はかかります。

    さらに、ガンが退縮するには、それ以上の時間がかかります。

    ですから、初めの三、四カ月は、検査を受けても思うような数字の上昇は

    期待できません。はじめのうちは、とにかく治療だけに専念するほうが

    よいのです。  (『免疫革命』より)

 

    癌患者さんのブログを読んでいると、一に検査、二に検査と思えます。

 

    健康で長生き、頭が良くなる、解毒作用、免疫力を高めることについて、

    ミトコンドリアの働きが生命線になっています。

 

       2019年4月9日に、アマゾンにレビューを書きました。

      タイトル「免疫力とは、ミトコンドリアの発電力と知る。」

                      (10人、役に立った)

 

 

        生命の神秘、ミトコンドリアが進化を決めている。