今、為替相場で、円が安くなっています。
固定相場1ドル=360円から、
1973年2月14日に変動相場になり今があります。
円相場の歴史は、1986年は1ドル=168.5198円でした。
1987年は1ドル=144.6275円。
1988年は1ドル=128.1517円。
1989年は1ドル=137.9644円。
これは、日本のバブル景気の動きを意識したものです。
バブル景気は、1986年12月から1991年2月までの51か月です。
この時期に、一気に円が約30円高くなっています。
今、現状から予測すると、まだ、円安は加速するかも。
「どうなんだろう?」
その後、円高になる傾向かも。
その理由は、アメリカ国債にあるのかも。
円相場について、ジャーナリストのベンジャミン・フルフォードの
視点には大きな学びがありました。
日本は、アメリカの国債をドル建てで購入しています。
円安の時に例えば、168円で買ったとします。
円高の118円の時、アメリカの返還するお金は、50円安くなります。
アメリカはお金を借りて利息を払うよりも、約3割引きになります。
ここに為替相場による借金棒引きの仕組みがあると、彼は説く。
経済学者アダム・スミスの「見えざる手」によって市場価格が決まる
のではなくて、ここに計画的な意図があることになります。
このことに触れた経済学者と、為替相場の専門家の本には、どこにも
そんな解説は、僕の読んだ範囲にはありませんでした。
この視点を読み解いたベンジャミン・フルフォードの凄さがあります。
p23 円高には“借金棒引き”の効果がある
p24 ドル安が進むことで、アメリカがドルで借りている借金は、
どんどん減っていく。極端な話、元本だけを考えると、
40年前にした借金などは為替レートが4分の1(360円から90円)
になれば、その借金は4分の1になってしまう。
日本の場合、外貨準備や米国債の利息のドルすら円に替えることを
禁じられ、ドルで保有している。
そのため、円高が進めばそれだけ利息も減価してしまう。
今、円安が進んでいるけど、アメリカの国債30年モノを買う時期が、
日本の役割としてあるのかも知れないと推測しています。
どうなんだろう?
2022年4月14日
2012年6月22日に、アマゾンにレビューを書きました。
タイトル「世界を動かす“権力構造”を知る。」(13人、役に立った)
為替相場から、日米間の現在を知る。
友井総合研究所